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【鳴尾記念】C’est Sympa! ヤマニンサンパの再出発(レース結果情報)

第77回 鳴尾記念・タイトル

休み明けも見事な末脚発揮で力は証明も4着まで――


休養明けは走らない……骨りゅう明けが気になる……様々な前評判があったものの、調教でも走れていたことをきっちりと証明してくれたのではないでしょうか?
2024年6月1日 京都競馬場で第77回 鳴尾記念(G3)が開催されました。昨秋・オープン3走連続3着と、オープン競走で十分に素質を持っていることを証明していたヤマニンサンパ。年明けは日経新春杯(G2)を目標に調整されていたものの一頓挫。復帰が6月までずれ込んでいました。人気していたロードデルレイが競走除外となり、競馬場はざわついていました。

スタンド前中央からのスタートでは五分にゲートを出たヤマニンサンパでしたが、どうしても行き脚がつかないのはこれまでの走りでも証明されており、前を行く馬群を見つめる10番手で1コーナーへ。しかし走りは元気でした。
2コーナーから向こう条件に入っていくと、意外と速いペース。
内回りの3コーナー入るといよいよ仕掛けどころが問題に。ヤマニンサンパは内外どちらにも抜けられる位置取りで様子を伺っていたものの、4コーナー入口で外側にホウオウアマゾンの馬体とあわさる形に。これでは外に出せないと内側を選択することになったのですが、ここまでの一瞬の判断判断が遅れに繋がっていったのかも……。
直線に向くとホウオウアマゾンが後退し、婆の良い外側へ大きなスペースができたため、一目散に外へ進路を取ると、昨秋に何度も見せた鋭い末脚を発揮。白い馬体が大外へ。残り1ハロンで加速するとあわや3着かという4着に。上がりタイムはレース2位の33.8秒で、走破タイムも1:57:4としっかりと早いタイムに対応してみせた。故に、惜しい4着とも言えます。

第77回 鳴尾記念・レース結果
第77回 鳴尾記念・レース結果

レース後、団野騎手は談話で以下の通り語っています。

4着 ヤマニンサンパ(団野大成騎手)
「強い相手に良く頑張ったと思います。速い時計が出る馬場がどうかと思いましたが、しっかり対応してくれました。最後はなかなかいい脚を使ってくれましたし、これからも楽しみな内容だったと思います」

https://hochi.news/articles/20230820-OHT1T51190.html?page=1

重賞レースでもいいレースを見せてくれたヤマニンサンパ。まだ叫ぶわけにはいかないが、きっちりとその候補名簿に名前を連ねて見せました。

鳴尾記念・レース後のヤマニンサンパ
鳴尾記念・レース後のヤマニンサンパ
第77回 鳴尾記念・タイトル

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