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第1話 走る労働者・ヤマニンバリメラ

 昭和48年9月に阪神でデビューしたヤマニンバリメラは、『走る労働者』と呼ばれていました。少し前ならスペインランドやミスタートウジンの名前が挙がりますが、ちょうど私が生まれたばかりのこの時期から活躍したヤマニンバリメラも、黙々と走ること10歳まで。昭和55年5月3日までに全99戦したという凄いお馬さんです。
 関東まで遠征したことはなかったようですが、日経新春杯始め、関西重賞の常連として長らく活躍しました。残念ながら100戦を目前として屈腱炎を発症し無念のリタイア。重賞勝ちこそなかったが、通算10勝した「無事是名馬」のヤマニンバリメラ。
 ヤマニン軍団のなかで異色のキャリアの持ち主です。

(2000/11/23)

 

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