ヤマニンサポーターはいろんなところに出没。笠松からヤマニンシュワイエ、ヤマニンデリシューに注目です!!
みなさん、こん**は。管理人なおやです^^
わざわざこの記事を読んで頂いているという時点で、みなさんはかなりコアなヤマニンサポーターではないでしょうか? これからも一緒に応援していきましょう!
さて、長らく「ヤマニン倶楽部」を運営しているなかで、いろんなサポーターの方と知り合うことができるのですが、今回は笠松から『デリシュー・シュワイエ兄妹を取りあげて欲しいっ!』というリクエストを頂戴致しました。
実はこの2頭、4/30 第24回 オグリキャップ記念(SPI)に向かう予定ではあるものの、まだまだ賞金が足りない状況とのこと。とはいえ、重賞を目標とできる時点で、十分凄いことだと思います。
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ヤマニンデリシュー(父ヤマニンセラフィム)とヤマニンシュワイエ(父ワイルドラッシュ)は、ヤマニンクイール産駒の兄妹です。
兄デリシューは、中央2戦後笠松に転厩。2014年4月から2015年2月まで9戦9連勝を達成! 3/16に4着と連勝はストップしてしまったものの、その直後の 4/2 八重桜賞では先行抜け出して10勝目を飾っています。[競走成績(by netkeiba)]
妹シュワイエは、中央デビュー後2走するもいずれも競走中止と完走もかなわなかったのですが、2014年10月に笠松デビュー戦を5着。11月の転厩3戦目で初勝利を飾ると、2014年末2着を挟み、2015年1月から前走・4/6 笠松町商工会特別まで5戦5勝と連勝を飾っています。[競走成績(by netkeiba)]
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ヤマニン軍団は、オーナーブリーダーとして認識されているケースが多いようですが、厳密には馬主さんと生産者さんの綿密な連携で運営されています。ただ、パーフェクトな連携のため、オーナーブリーダーと同じメリットを享受できている、とも言えます。その最たるものが、生産・育成・競走を一元的に、また中長期的な視点で運営できている点です。生産は2カ所(以前は3カ所)で行われ、育成は1カ所(錦岡牧場新和育成場)にまとめられています。現役時代は基本的に育成場から送り出され、ヤマニン軍団のコントロールタワーとしての役割を担っています。
JRAでは、美浦と栗東にわかれて厩舎があり、また外厩を活用している場合もあります。ヤマニン軍団では、中長期的視点で生産・育成が行われている結果として、全馬JRAでのデビューを前提としています。チャンスが担保されていることも、オーナーブリーダー的な運営の特徴かも知れません。
ヤマニン軍団では、JRAでの競走成績を鑑みて、地方へ転出する場合があります。活躍の場を見つけられるのなら、見つけるというスタンスだと、関係者の方に伺ったことがあります。近年地方転出する場合は、北海道・安田武広厩舎、岩手競馬の伊藤和厩舎、大井・渡部則夫厩舎、川崎・山崎尋美厩舎、笠松・森山秀雄厩舎、高知・目迫大輔厩舎に所属しているようです。特に、岩手・伊藤厩舎と笠松・森山厩舎はメインステープルと呼ぶに相応しい活躍をしていると思います。ちなみに、森山英雄調教師は高崎競馬場に所属していましたが、同競馬場廃止に伴い2005年に笠松競馬場に移籍されています。
デリシューとシュワイエの兄妹は、いずれも浦河・廣田伉助氏の生産馬です。ヤマニン軍団の生産者グループの1つです。
母・ヤマニンクイールは、マダニナ産駒です。錦岡牧場に導入された外国産繁殖牝馬の1頭で、近年ではラジオNIKKEI賞(G3)2着のヤマニンファラオ、キャピタルS(OP)優勝のヤマニンウイスカーなど、クラシック戦線でも活躍した産駒を輩出しています。
今回紹介しているデリシューとシュワイエの半兄ヤマニンオリアンも、実は笠松・森山厩舎で活躍し、9勝を飾っています。[競走成績(by netkeiba)]
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今回、笠松で活躍し、重賞・オグリキャップ記念(SPI)を目指そうというステージまで頑張っていること、本当に嬉しいです!
中央で活躍できず、地方で可能性を見いだそうと転厩する馬も少なくありません。しかし、すべての馬がその才能を開花させることは、とても難しいことです。
しかし、笠松・森山英雄調教師、森山厩舎のスタッフの方々の努力があって、ヤマニンクイール産駒たちが活躍の場を与えられたことは、とても嬉しいことです。
賞金が足りず、オグリキャップ記念に出走できる可能性は高くはありませんが、引き続き応援していきたいと思います。
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そして、笠松競馬場で声援を送って下さっているサポーターの皆さん、情報ありがとうございました! 生まれたときから知っている馬たちなので、活躍の場が与えられていることに、とても嬉しく思っています。これからも一緒に応援していきたいと思います。
彼らの若い頃の画像を、貼らせて頂きました。
というわけで、いっしょに応援しましょう!
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【地方の主なヤマニン活躍馬たち】
- 北海道(安田武厩舎)
- ヤマニンクレマ 7勝 一度は中央返り咲き。ワンオブアクライン系
- 岩手(伊藤和厩舎)
- ヤマニンアドーレ 4勝 重賞3勝馬ヤマニンアラバスタの1粒種
- ヤマニンアルダント 7勝 数少ないブラッシングキャシー系
- ヤマニンアンビー 2勝 2着13回・3着10回という安定感。アリーナ産駒
- ヤマニンエミュ 6勝 2着10回・3着10回。エリプス産駒
- ヤマニンジンジャー 10勝 2着16回・3着15回。135戦の働き者。さすがチアフル産駒!
- ヤマニントルシュ 7勝 ティファニーラス系
- ヤマニントレフル 6勝 転厩後6連勝中。ヤマニンプレスト系は珍しい。セクレタリアトの血が入ってます。
- ヤマニンパニエ 7勝 ヤマニンドルチェ産駒
- ヤマニンラピエール 6勝 2歳13回・3着9回 マダニナ系
- ヤマニンリンクス 5勝 ヤマニンパラダイス系
- ヤマニンロゴス 13勝 勝つときは勝つぜの13-1-5-28。マダニナ系
- 笠松(森山英厩舎)
- ヤマニンサッチェル 5勝 ティファニーラス系
- ヤマニンシュワイエ 6勝 マダニナ系
- ヤマニンデューン 7勝 2着12回・3着12回。ロージー産駒。
- ヤマニンデリシュー 10勝 9連勝達成。マダニナ系
- ヤマニンピトレスク 14勝 ワンオブアクライン系
- ヤマニンブリス 5勝 ヤマニンシュクル産駒
- ヤマニンヘリテージ 6勝 2着17回・3着9回。ヤマニンノーティス産駒
2015.4.11.現在
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