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ヤマニンリュウセイ 安楽死処分に……

3歳未勝利・ヤマニンリュウセイ

12/15 ヤマニンリュウセイは腸管が破れ、安楽死処分となり、登録を抹消しました。

ヤマニンリュウセイ・ゴール前
ヤマニンリュウセイ・ゴール前

▼12/15抹消分
ヤマニンリュウセイ(牡5 父ステイゴールド 母ヤマニンメルベイユ)、登録抹消。

12/16にヤマニン倶楽部のTwitter(@YamaninClub)でもご報告致しましたが、JRAからも抹消情報が掲載されてました。

ヤマニンリュウセイは、中山牝馬S(G3)・クイーンS(G3)勝ちのあるヤマニンメルベイユの2番仔として誕生しました。当時、ゴールドシップやオルフェーヴルが活躍しており、『メジロマックイーンの肌にステイゴールド 』は馬産地だけでなく競馬界全体でも『黄金血統』と注目を浴びていました。とはいえ、メジロマックイーンは現役時代の偉業ほどの活躍を種牡馬として残すことはできておらず、繁殖牝馬の数も限られていました。

中山牝馬S(G3)優勝時のヤマニンメルベイユ
柴山騎手、その下は栗田徹 調教助手(当時 現調教師)。
写真右端は、錦岡牧場前社長・故土井睦秋氏。

2012年、新冠・錦岡牧場の前社長・土井睦秋氏は、「当場には重賞2勝のマックイーンの肌がいる」とし、ヤマニンメルベイユとステイゴールドを配合する決断をしました。期待の大きさを感じさせるできごとです。後年、無事ヤマニンリュウセイが勝ち星をあげる姿を見て、「さすがの私も、もう一度挑戦するつもりはないよ」と語っていたように、とても濃い配合であったこともあり、デビュー前から注目される存在となっていました。

ステイゴールドサンデーサイレンスHalo
Wishing Well
ゴールデンサッシュディクタス
ダイナサッシュ
ヤマニンメルベイユメジロマックイーンメジロティターン
メジロオーロラ
ヤマニンアリーナサンデーサイレンス
ティファニーラス
当歳時のヤマニンメルベイユの2013
当歳時のヤマニンリュウセイ(ヤマニンメルベイユ2013)

周囲の心配と期待は他所吹く風とばかり、注目の配合から生まれたヤマニンリュウセイは、人懐こい元気な牡馬として産まれてきました。特に大きな問題を抱えることなく、母の調教助手としてオーナーサイドにも高い評価を得ていた美浦・栗田徹厩舎に登録され、2015年9月12日 中山・2歳新馬でデビュー。6戦目には初勝利を飾ると、2017年2月 小倉城特別(500万下)、2018年4月 浄土平特別(500万下)と特別競走で勝ち星をあげる勝負強いところを見せてくれました。27戦3勝 [3-2-3-19] と粘り強く走り続けてくれました。

ヤマニンリュウセイ・初勝利の凱旋
ヤマニンリュウセイ・初勝利の凱旋

浄土平特別勝利の1カ月後に初めての障害レースに挑戦したときは、皆ビックリしましたが、1000万下で結果を出せていないこともあり、陣営の苦心を伺わせるレース選択でしたが、2番人気も13着と大きく敗退。翌7月には松島特別(1000万下)で2着と好走していました。ヤマニン軍団の近年の苦境の中、気を吐く活躍で、私たちを勇気づけてくれていました。

習志野特別のヤマニンリュウセイと柴山騎手
習志野特別のヤマニンリュウセイと柴山騎手

11月に再び障害未勝利に挑戦するも競走中止となり、皆が心配しておりました。
実際には厩舎で蹄葉炎の治療を受けていたそうです。治療過程も良く、復帰に期待を寄せていたところでしたが、12月15日、腸管が破れ、安楽死処分になったとの連絡でした。
今のヤマニン軍団を粘り強く支えてくれるかも、とひそかに期待していたこともあり、なおやとしても本当に残念な出来事です。

Twitterで皆さまにお伝えしたところ、たくさんの反応があり、本当に多くの方と一緒に応援していたのだと実感することになりました。メッセージ、本当にありがとうございました。
残念な出来事ではありましたが、引き続きヤマニンメルベイユ産駒、そしてヤマニン軍団をサポートしていきましょう。

ヤマニンメルベイユ2016(牝 父ジャスタウェイ)
ヤマニンスマイリー(牝2 父ジャスタウェイ 母ヤマニンメルベイユ)
3歳未勝利・ヤマニンリュウセイ

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