ヤマニンウルス、初めての芝は二桁着順に……
2025年2月23日 小倉競馬場で開催された 第59回 小倉大賞典(G3) に出走した ヤマニンウルス は、さまざまな不安要素を背負っていたのは確かでした。除外をくり返して体調は整っているのか? 馬体重は遂に600kgに。初めての芝競走。ハンデが58.5kgとトップハンデ。信頼できる鞍上が海外遠征……。とはいえ、「怪物」のままでいて欲しいという想いもあってか、3番人気に指示されていました。


大きな馬体を発馬機におさめてスタートを切ると、躓き気味で後手を踏むことに。大きなストライドでリカバーすることができたものの、逃げ馬についていくことで速い流れに乗った2番手でレースを運ぶことに。3コーナーから4コーナーで逃げ馬を捕まえに行くものの、大きな馬体ではなかなか加速できない様子で、直線に入ると差し馬勢に飲み込まれることに。目標を交わすことも叶わず、なかなかに課題を突きつけられる10着となりました。

レース後の藤懸貴志騎手のコメントでは――
10着 ヤマニンウルス(藤懸貴志騎手)
https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_34338.html
「初めての芝スタートで、今までにない踏み込み方になりました。それで、滑るようなスタートになりましたが、身体能力が高く、すぐにリカバーできましたし、2番手から淡々と運べました。逃げていたセルバーグをかわせば良いところがあるかなと思いましたが、早めに息が上がってしまいました。芝の適性が無いとは思いませんが、本来のダートでは強いところを見せてくれると思います」
とのこと。
大きな馬体、適性、レース運び、いずれも今後考えなければならないことになりそう。
なかなか不運も続いている中で、リバウンドメンタリティを発揮して、次の上昇気流に乗せて貰いたい。
ヤマニンウルスの次の活躍を期待したい。
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