芝への初挑戦! 怖さよりも、好奇心いっぱいのヤマニンウルスをみたい!
昨年暮れからのヤマニンウルスに、私たちは心を乱れさせずにはいられませんでした。
デビューの大差勝ちから、5連勝で重賞初制覇を飾った7月のプロキオンステークス(G3)まで、常に話題となってきたヤマニンウルスは、「怪物」と語られてきました。一方で、順調にレースを使えておらず、年に2走程度で終始してきた事実。昨年暮れ、ダート頂上決戦・チャンピオンカップ(GI)をあと1頭というところで除外されたのは、ある意味仕方がないことでもありました。しかし、この小さな歯車の狂いは、思いのほか長引くことになりました。GIを目標に調整してきたであろう陣営は、2週間後の名古屋大賞典(Jpn3)へ向かいましたが、不可解ながらも初の敗戦を味わうことになりました。賞金上積みで2025年のローテーションを組み立てたかった筈で、思わぬ敗戦でプラン立て直しとなったことは想像に難くないでしょう。ここで賞金を上乗せできなかった陣営は、続いて1月・アルデバランステークス(OP)に登録。しかしここも、リステッド競走ではないことで除外の憂き目をみることに――。
デビューから順調にキャリアを積んできたようにみえるヤマニンウルスですが、実際は遅い成長との闘いでもありました。話題となったデビュー戦から順調に使えた訳ではなく、それでも大事に使ったからこそ手に入れた5連勝での重賞制覇。やはり、どんな馬でも達成できる記録ではありません。
そして、不可解な敗戦――思い通りに行かないローテーションからの初芝挑戦。不安が先立つ状況であることは間違いありません。でも、自らのペースでひとつひとつのステップを詰んできたチーム・ヤマニンウルス。下を向いているだけのチームでは、断じてないはず。怖い? 不安? いいや、彼らはそれを楽しんでくれるはず――!
サウジ・デーと重なることもあり、鞍上には初めて、藤懸貴志騎手を迎えることになります。
ヤマニンウルスが無敗の重賞制覇を遂げたあの日、ヤマニンステラータ初勝利をエスコートしてみせたのは記憶に新しいところです。
小倉は慣れた舞台の筈。ヤマニンウルスの大事な手綱を、頼んだ!
※フェブラリーS(GI)にも登録があるヤマニンウルス。きっと出られるならフェブラリーSに行きたいのではないか……と管理人は考えますが、実際の登録状況等を加味し、小倉大賞典をメインに記事を更新することとしました。まだどうなるか判りませんが、その点はご了承ください。
第59回 小倉大賞典(GⅢ) 1回小倉10日目 4歳以上 オープン (国際)(特指) ハンデ コース:小倉1,800メートル(芝・右) 【登録頭数:14頭】(フルゲート:16頭) |
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