ヤマニンウルス、初黒星となる6着……
2024年12月19日 名古屋競馬場で開催された 第47回 名古屋大賞典(Jpn3) に出走した ヤマニンウルス は、圧倒的な1番人気を背負って出走時間を迎えました。
デビューから無敗の5連勝でプロキオンステークス(G3)を制覇したヤマニンウルスへの期待は大きく、月初にチャンピオンズカップ(GI)を除外されたとしても、またハンデを背負わされたとしても、ここは快勝するだろうと多くのファンに支持されていました。
好スタートを切ったヤマニンウルスは先頭を奪う勢いで向こう正面を走るも、トップハンデのノットゥルノがハナを叩いて一番手。2番手、ヤマニンウルスの外にミッキーファイトがつけ、内ラチ沿い3番手で1周目の3コーナーへ。直線に向かうとミッキーファイトを内側前に観つつ、外にはベルピットがピタリとつける3番手。なかなか厳しいマークにあっていました。このまま第1コーナーから2コーナー、向こう正面へ(本当に小回りですね)。
距離を取った逃げに成功したノットゥルノをみながら、ヤマニンウルスを挟んで内側にミッキーファイト、外側にベルピットという体勢。第3コーナーにかかると、スルスルと内側からミッキーファイトが伸びていくところ、いつもなら脚を伸ばすはずのヤマニンウルスは鞍上の腕が大きく動くもなかなか伸びてこず、大きなアクションのベルピットを置いていくものの、コーナーリング内側を突いてシンメデージーに、さらにアナザートゥルースに内から、外からサンマルパトロールの強襲にも交わされ、掲示板を守ることができず6着に敗れることになりました。背後にピタリとマークに突いていたアウトレンジこそ退けたものの誰しもが想像していなかった敗退で、ヤマニンサポーターの私たちは息を呑むしかありませんでした。
武豊騎手
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202412190001159.html
「状態は悪くないと思いましたが、これだけ乾いた深いダートは初めて。走りが空回りしていた感じでした。いつもは3角から反応してくれるんですが、今日は反応がなかったですね」
レース後、主戦・武豊騎手もこのようにコメントしており、調整が順調とは言われていましたが、さまざまな未知の条件が重なり、ヤマニンウルスにとって初の黒星となりました。
落ち込んでしまうのは致し方ないことなのかもしれませんが、レース後にXでこのようにポストしたところ、多くの方にご覧頂きました。応援する気持ちに変わりはないのがヤマニンサポーター! これからもヤマニンウルスの闘いを見守っていきたいと思います。
敗退の先へ――勝者の誇りは、敗北に折れない心の中にこそ宿っているはず。われわれも顔を上げて!
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