若葉Sを覚えているだろうか?
直線、馬群の外をまっすぐに伸びたイコピコ。
後に白百合S(OP)で勝利するヤマニンウイスカーを、このときも1馬身差つけて見せた。
父マンハッタンカフェは、クラシックロードで考えると晩成の色が濃い。夏を越えて力をつける産駒が多い。
そして母ガンダーラプソディ。可憐なチューリップの品種の名前をつけられた母は、その鋭い末脚でヤマニンファンの記憶に残る。その脚は自らの末脚に耐えることができず、初勝利とともに繁殖生活に入った。
産駒は鋭い末脚が特徴で、さすがはカッティングエッジの血を受け継ぐと、誰しもが感嘆した。
クラシックレースに出るのが夢ならば、頂点への道のりは夢ではなく現実。
イコピコは、その道を一歩一歩確実に登ってきた。
そして目の前に、菊花のクラシックレースが見えてきた。
再びのトライアルレース。
鞍上に四位騎手を迎え、体制は整った。
さあ、イコピコが一気に駆け上がる、クラシックの秋がやってきた!
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