デビュー戦は大きく敗れる15着。昨年11月のことでした。
初勝利は立て直された今年の3月だった。引っかかることのない素直な気性。4戦目にして3歳500万下をクリアする。しかし、プリンシパルS(OP)4着で春のクラシックの夢は絶たれた。ダービー前日に開催された白百合S(OP)で勝利を飾ると、秋のクラシックは約束されたようなものだが、続く重賞初挑戦となったラジオNIKKEI賞(G3)をトップハンデ4着に敗れると、伏兵扱いもなかなかしてもらえないようになっていた。
菊花賞最大のトライアルは、神戸新聞杯。皐月賞馬アンライバルド、ダービー2着馬リーチザクラウンらが参戦するなか、7番人気と軽い扱いだった。
デビュー戦以外、4着を外したことのない安定した成績に目をつけたのは、少数派だった。
レースは後方集団の先頭、アンライバルドを見る展開で進む。
いいスタートを切りながら、無理せず控えた鞍上・四位騎手。菊花賞まで騎乗できることを確認した上での起用で、陣営の期待は大きかった。3コーナーで進出すると、外にいるアンライバルドが壁になるようにも見えたが、四位騎手の手綱に導かれ、直線馬群の外に出すと、あとは出走馬中最速の33.7の末脚を炸裂! 逃げ粘るリーチザクラウンを2馬身差つけ、阪神競馬場のコースレコードをも記録圧勝劇だった。
勝利騎手・四位騎手は、
「前半から前が飛ばしてくれて、中団でうまく折り合えました。手応えもよくて、直線でどこに出そうかと考えるほどの手応えで、前に強い馬がいっぱいいたのですが、勝ててよかったです。瞬発力は相当なものがあります。菊花賞では折り合いがカギになると思います」
と、期待されていました。
一挙に本番への期待が膨らむトライアルでした。
目指せ、春、出走も許されなかった頂点へ!
ヤマニン倶楽部でも、東西で応援団が繰り出しました。
特に現地では、有志が旧牧場応援幕を掲出。見事に勝利を飾りました。お疲れ様でした。
テレビにもしっかり映っていましたね!
本番・菊花賞では、新旧幕そろい踏みと行きたいものです。
ヤマニン倶楽部では、菊花賞当日、応援OFFを予定しております。参加したいという方、コメントやフォームを通じて、是非どうぞ(^^)
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