勲章を手にすることは、次なるプレッシャーを背負い込むことなのかも知れない。
黄菊賞勝利後、春のクラシックにチャレンジしたヤマニンキングリーだったが、きさらぎ賞(G3)、毎日杯(G3)、プリンシパルS(OP)と惜敗を続け、勲章を手にすることは叶いませんでした。しかし、ダービー週の白百合S(OP)で勝ち上がり、菊花賞(GI)への出走を自らたぐり寄せます。
クラシック出走馬となったキングリーは、重賞勝利という新たな目標を目指し、アンドロメダS(OP)から中日新聞杯(Jpn3)と連勝し、GIロードへと名乗りを上げます。
しかし、重賞勝利を目指した2008年春、中山金杯(G3)、小倉大賞典(G3)、中京記念(G3)と3走連続2着と地団駄を踏みたくなる口惜しい敗戦が続きました。
陣営はここで、走り続けてきたキングリーを放牧へ出し、リフレッシュを図ります。
そして、GI級の馬たちが顔をそろえる札幌記念(G2)で目の覚めるような先行抜けだし策で勝利し、自らGI級の素質があることを証明するのです。
毎日王冠(G2)、天皇賞・秋(GI)、ジャパンカップ(GI)、鼻出血のため休養を挟み、大阪杯(G2)、シンガポール航空国際(GI)……。重賞2勝馬として戦ったGIロードは不完全燃焼なだけでなく、自身の鼻出血の影響も影を落とし始めます。
ふたたび立て直しを図る陣営は、休養を挟んで2度目の札幌記念に臨みましたが、14着に沈み、キングリーの現状の厳しさを浮かび上がらせました。
「もう一度鍛え直して、秋へ向かう――」
関係者たちの想いはヤマニンキングリー立て直しへ。最近では追い切りで良いタイムをだし、動きも良化。このレース……天皇賞・秋(GI)を目標に着々と調教が進んでいます。
勲章を手にしても、次の目標が現れます。しかしそれに真摯に立ち向かうチーム・ヤマニンキングリー。
鞍上に若手・吉田隼人騎手を迎え、ヤマニンキングリーの充実の秋がスタートします。
是非、応援してください!
【フルゲート18頭】 |
ブエナビスタ スーパーホーネット アーネストリー ショウワモダン ジャガーメイル アリゼオ シンゲン ネヴァブション エイシンアポロン アクシオン キャプテントゥーレ オウケンサクラ ペルーサ トウショウシロッコ スマイルジャック ヤマニンキングリー コスモファントム シルポート シルクネクサス ジャミール セイウンワンダー トウショウウェイヴ トゥザグローリー ショウナンライジン リルダヴァル |
コメント
コメント一覧 (1件)
今週の調教はCW 78.7-63.6-49.7-36.2-12.0といい頃の動きが戻ってきたようです。
イコピコ、エルブが戦線離脱した秋競馬、軍団の大将に頑張っていただきましょう!!
来週は私も府中に出陣します!!