思えば遠回りをしたなと、思うこともあります。
ヤマニンウイスカーは初勝利を飾ると、条件戦で足踏みをくり返します。3戦連続2着の後、あすなろ賞で晴れてオープンクラス入りし、クラシックを目指します。続くそのクラシックロードの遠いこと……。好走は続けるものの、なかなか出走の権利は手に入れられず、春のクラシックを断念。ダービー前日の白百合Sでは、同世代のイコピコに破れ降格し、古馬相手に1000万下特別を勝つ。秋は菊花賞を目指して準オープン・大原Sで始動するも9着に敗れる。菊花賞(GI)で念願だったクラシック出走を果たし、6着と好走。誰しもがその後の飛翔を確信しないものはいないほどでした。
続く準オープンクラスでの長い長い足踏み……。4歳時には活躍どころか1000万下クラスへ降級し、それでもなかなか上昇気流をつかむことができない日々。
転機は今年、突然やってきました。休養を挟み、2連勝でスルスルとオープンクラスへ昇級!
思えば遠回りを続けてきたヤマニンウイスカー。しかし、その一歩一歩が血肉となってウイスカーを後押ししてきたハズ!
さあ、今までの鬱憤を晴らすには絶好のロケーション。新潟大賞典(G3)の走りに注目デス!
待ってろイコピコ、ふたたびの挑戦状を叩きつけて欲しい!
◆5/4 ヤマニンウイスカー大駆けも!(スポニチ)
高野助手「2400メートルの前走も位置を取って競馬らしい競馬。今回は条件も良くなりますね」
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