ヤマニン軍団の大将格・OP馬 ヤマニンボワラクテ登録抹消。教官馬へ。
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ヤマニンボワラクテ(セ6 父キングカメハメハ 母ヤマニンカルフール)、登録抹消。
現在のヤマニン軍団の大将格・ヤマニンボワラクテが登録を抹消しました。
ご存知のように、ヤマニンボワラクテは気性の問題から早い時期に騸馬となったものの、着実にステップアップ。昨年には2年越しの希望だった天皇賞・春(GI)に出走を果たしました。とはいえここまでオープン・重賞ともに未勝利。障害練習でいいところを見せていたこともあり、新しい可能性を見いだそうとした矢先に調教中に故障を発症、現役を引退することとなりました。
ヤマニンボワラクテと言えば、初勝利から藤懸騎手との名コンビではないでしょうか。3勝目の恋路ヶ浜特別に勝利した後は、戸崎騎手、藤田騎手、横山典騎手と乗り変わるケースも多かったのは、ヤマニンボワラクテへの期待の大きさからでしたが、結果的に藤懸騎手と手があったのでしょう。2015年11月にフルーツラインカップ(1000万下)で勝利すると、主戦・藤懸騎手でほぼ固定されることとなりました。
2016年1月 迎春S(準OP)で勝利すると、勇躍アメリカジョッキーズクラブカップ(G2)に挑戦、5着と善戦し、1年間燻り続けた力を発揮してくれるものと、誰もがその未来に大きなタイトルを夢見たものでした。
残念ながらその後なかなか結果に繋げることができず、障害への転向を決意。故障を発症し、引退することとなりました。
引退後は、『馬の学校 東関東馬事高等学院/東関東馬事専門学校』に教官馬として移動したようです。詳しくは、同学校のブログに掲載されています。これから乗用馬として成長して、是非たくさんの競馬の担い手を育て上げて欲しいと思います。
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昨年亡くなった生産者の方と、ここ数年一喜一憂していたヤマニンボワラクテの走り。特に3勝目を挙げた時から「天皇賞を使いたい」とおっしゃられていて、でもなかなかステップアップできず……。迎春ステークスでの晴れがましいお顔を思い出します。
ヤマニンボワラクテのバトンは、弟妹たちが引き継ぎます。これからもヤマニンカルフール産駒の走りには、注目です。
ヤマニンボワラクテ、本当にお疲れさまでした!
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