一歩一歩の歩みは、マイペースながら確実に歩んでいる……そう感じさせる3勝目!
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京都5R 2歳新馬 ヤマニンエジェリー(松山)
京都8R 3歳以上2勝クラス ヤマニンウルス(ルメール)
《今年の通算成績》
恥ずかしながら、私がヤマニンウルスを現地で応援するのは、本日の京都が初めてでした。いまだかつてヤマニン軍団が持ったことのない評判馬で、関係者の方からも「レース前から緊張するのは初めての経験」と仰られていましたが、私もどこかで勝つのが当たり前なのではないかと思いながら、いやいやとかぶりを振っても競馬では何があるのかわからない、だから慎重にここまで関係者の方々は努力を重ねてこられたのだと自戒していました。しかし、パドックにあらわれたヤマニンウルスは、大人びていて、馬体重の割にはまとまって見え、「この馬がそうとう強い」ということはすぐに納得がいきました。
レースでもポンとスタートすると、マイペースで2番手を追走。多くの馬にマークされ、逃げる馬もペースがどうなのか判らないという展開だったのでは? 3コーナーで徐々に気合いを入れる4コーナー入口でアクセルを踏むと、あっというまに逃げ馬を交わして直線へ。あとは直線を流す「ダート調教」のように、ゴール板を駆け抜けていきました。
走りのフォームもこれからの部分が多いようにも感じますが、力は図抜けている結果で、多くの皆さんから「おめでとう」メッセージを頂くおまけ付きでした。
1着 ヤマニンウルス(C.ルメール騎手)
https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_30699.html
「大きな馬です。まだ緩いところがありますが、力があって、スタミナがあります。緩い分、まだまだ伸びしろがありそうです。良いダートホースになれます」
鞍上からもお褒めの言葉を頂戴し、GIデイで多くの人が駆けつけたなか、単なる「自己条件」とは思えない注目振りのなか、淡々とマイペースで自らの成長を誇示してくれたように思います。
まずは一走一走だと思うので、これからも慎重で万全な指揮官と関係者のみなさんを見守りながら、いつか大舞台に挑戦するヤマニンウルスを夢見たいと思います。素晴らしい走りでした!
ヤマニンエジェリーのデビュー戦は、気持ちよさそうに先頭を走る姿が印象的でした。最後はスタミナ切れで後退しましたが、そこで大きな不利を被ってしまいました。馬に影響がないことを祈っています。
京都5R 2歳新馬・ヤマニンエジェリー・8着
京都8R 3歳以上2勝クラス ヤマニンウルス・優勝
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