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【Chronicles】2008年 中日新聞杯(GⅢ) ヤマニンキングリー

2008年 中日新聞杯・ヤマニンキングリー

期待馬の初の戴冠レース!


1986年 米国最優秀3歳牝馬に輝いたケンタッキーオークス馬ティファニーラスの錦岡牧場の導入は、当時の競馬界の大ニュースでした。湾岸戦争の混迷がなければ、おそらく日本に輸出されることがなかったのではないかと言われています。大きな期待とともに導入されたティファニーラスの孫ヤマニンキングリー。2007年9月に2歳新馬戦で勝利を飾ると、当時のヤマニン軍団らしい強気のローテーションでタイトルを目指します。ただ、なかなか成果には結びつかず、クラシック出走の挑戦は叶いませんでした。日本ダービーを翌日に控えた白百合S(OP)で勝利を飾る意地を見せ、秋・菊花賞(GI)には9着ながら出走しました。

ここまで、札幌2歳S(G3)9着、朝日杯FS(GI)7着、きさらぎ賞(G3)3着、毎日杯(G3)4着、神戸新聞杯(G2)8着、菊花賞(GI)9着と実に6回重賞に挑戦してきたヤマニンキングリー。夢見たクラシックロードに一区切りをつけると、11月には東京・アンドロメダS(OP)で出直しを図り、1番人気で勝利を飾ると、いよいよ初タイトルを手にしようと挑戦したのが、2008年12月 第44回 中日新聞杯(G3)でした。武豊騎手から手綱を受け取ったデムーロ騎手を背に、ペースが落ちたレースのなかから決め脚鋭く抜け出して1着でゴール板を駆け抜けました。

ヤマニンキングリーは現役時代に3つの重賞タイトルを手にすることになりますが、これが最初のタイトルとなりました。
土井オーナー、河内師、デムーロ騎手、そして誇らしげな和田厩務員が印象に残っています。

2008年 中日新聞杯・ヤマニンキングリー

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