MENU

【サマーチャンピオン】連覇の夢散るも示した先行力 (レース結果情報)

サマーチャンピオン2026・タイトルR2

早め先頭の強襲実らず5着。叩いた上積みを胸に――


1年前、北の大地・門別の北海道スプリントカップ(Jpn3)を制した勢いそのままに佐賀へと乗り込み、古馬を一蹴して交流重賞連勝を飾った思い出の舞台・サマーチャンピオン(Jpn3)。2008年・2009年に連覇を成し遂げたヴァンクルタテヤマ以来、史上2頭目となる「サマーチャンピオン連覇」の偉業を期して、我らがヤマニンチェルキが再び佐賀競馬場の砂舞台へと戻ってきました。
今シーズンはサウジアラビアのリヤドダートスプリント(国際G2)遠征から始動し、帰国初戦の東京スプリント(Jon3)4着、そして前走のさきたま杯(JpnI)では痛恨の出遅れを喫して10着と、本来の走りが影を潜めていました。それだけに、ファンが願っていたのは「連覇という結果もさることながら、まずはもう一度前向きに流れに乗り、最後まで自分の脚を使うチェルキらしい姿を見たい」という一点でした。

小雨が降る佐賀の夜、パドックに姿を現したチェルキの馬体重は、前走比プラス16kgの540kg。前年の優勝時(523kg)と比較しても17kg増と一段と逞しさを増した反面、休養明けらしい幾分の重め残りは否めませんでした。さらに、課された斤量はトップハンデのマテンロウコマンド(59.5kg)に迫る59.0kgの酷量。前年の55.5kgから一気に3.5kg増量されたハンデを背負い、単勝8.6倍の4番人気で主戦・岩田望来騎手とともに3枠3番のゲートへと向かいました。

稍重に湿ったダート1400メートルのゲートが一斉に開きます。
前走で課題となったゲートを五分に出たヤマニンチェルキは好位へ。内から先手を主張する1番人気のマテンロウコマンド、外から並びかけるストレングスを見る形で、インの3番手という絶好のポジションをすんなりと確保。1コーナーから2コーナーへと向かう隊列のなか、ヤマニンチェルキの行きっぷりは前走よりもポジティブな印象でした。
向正面に入り息を入れようとペースがわずかに緩むと、手綱を取る岩田望来騎手が動きます。外へ進路を切り替えると、一気にスパートを開始。その勢いで3コーナーで先頭に経つヤマニンチェルキ――。連覇をかけた早め先頭の強襲劇でした。
しかし、勝負どころの4コーナー。小回りの内ラチ沿いをロスなく立ち回るマテンロウコマンドが、トップハンデの底力を見せてしぶとく盛り返しー、2頭馬体を並べて4コーナーー。しかしプラス16kgの重め残りと59kgの酷量は厳しく、手応えが怪しくなります。
直線の短い佐賀の攻防。必死に粘り込みを図るヤマニンチェルキでしたが、既に余力はなく、他馬に次々と交わされて後退。なんとか掲示板を死守し、勝ち馬から1.6秒差の5着で入線となりました。

サマーチャンピオン・レース結果
サマーチャンピオン・レース結果

結果は5着に終わり、史上2頭目となるサマーチャンピオン連覇の夢は叶いませんでした。しかし、後方で脚を余して敗れたわけではありません。逃げ切りを図る勝ち馬に対し、自ら動いてプレッシャーをかけ、3コーナーで先頭を奪い取るという「勝ちにいった積極策」のうえでの敗退でした。消極的な着拾いを選ばず、真っ向勝負を挑んだヤマニンチェルキと岩田望来騎手の積極的な走りは、私たちにとっても誇りです。

5着ヤマニンチェルキ(岩田望来騎手)
「返し馬は最近と同じくらいでした。右回りはいいと思っていましたが、去年ほどの体には戻ってないというか、気持ちの面でもリセットされていない感じです。位置取りも、勝ち馬の後ろにおさめようとしたのですが、その外でしたので、いつもと違う競馬を選択しました。体が戻っていないのか、ラストも反応が無かったです。復調するまで少し時間がかかるかもしれないです」

https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/3_116.html

思い出の佐賀の砂の上で、前を向いて戦う意志を表してくれたヤマニンチェルキと岩田望来騎手のコンビ。本来の鋭敏さを取り戻して電撃の6ハロン戦で力強く巻き返す姿を信じて、これからも熱い声援を送り続けましょう。

サマーチャンピオン2026・タイトルR2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントを残す

目次