やはり前走の実績が高く評価され、2番人気となっていた。
相手はGI 6勝馬ウオッカとあって、それでも9倍台のオッズでした。
パドックに現れたヤマニンキングリーは、いつになく活気を感じさせず、少し心配させましたが、時折見せるやる気や歩様から、元気がないわけではないようでした。
しかし、後日柴山騎手がインタビューで答えているように、遠距離輸送で終始馬はイライラしていたようで、パドックもその影響がほの見えていた。馬体は出来上がっており、死角はないように思われたのでしたが……
柴山騎手が笑顔で騎乗すると、ヤマニンキングリーも活気が出てはいたのです。
レースは、ウオッカが出たなりに先頭に出る展開となる。
ウオッカを始めとして、前でレースをするメンバーではなかったこのレース。武豊ウオッカの望むスローペースで進んだ。ヤマニンキングリーはウオッカを軽くマークする前目でレースを運んだ。
最後の直線、ウオッカが脚を伸ばすも、ヤマニンキングリーは前進することなくズルズルと着順を下げ、末脚自慢が次々とゴール版を駆け抜けていくなか、見せ場なく9着に沈んだ。
今回のレースに落胆したファンも多かったが、考えてみれば末脚勝負となったこのレース。どうにもヤマニンキングリーには不得手な展開であったことは間違いない。上位馬と同じ末脚を、ヤマニンキングリーは過去使ったことがないからだ。
ただし、本番となる天皇賞(GI)では、このような緩い流れではなく、厳しいレースとなることは必至。ヤマニンキングリーにとって好都合な展開も考えられ、落胆するのは早計ではないでしょうか?
レース後の柴山雄一騎手のコメント
「東京コースうんぬんは関係ないです。
レース前から立ち上がる格好をしたりしていたし、今日は馬がイライラしていた。
直前の長距離輸送が響いたのかも知れません」
次走は、11/1 天皇賞・秋(GI)。
ヤマニンキングリーの秋は、まだ始まったばかりです!
■追伸
今回は関西から、8.13さんが応援に駆けつけてくれました。
応援幕も新旧3枚を掲出し、ヤマニン軍団を後押しすることができました。
みなさん、お疲れ様でした!
コメント
コメント一覧 (3件)
毎日王冠は残念な結果でしたが、やっぱり直線よーいドンの末脚勝負の展開はキングリーには向いていなかったと思います。
天皇賞本番の厳しい流れでは、札幌記念の時のようなしぶとい粘りこみで巻き返してくれると信じています。
ガンバレ、キングリー!!
58初経験。結果的に捨てレースと後でチャンチャン!と笑いたいです。
千八と二千は違う。
第7レースの武豊エヴァは消しですよと、
岩田・横山の複勝投票をおーたさんに提示できたのは、
そんな理由から。
加齢のカンパニーには昨日が限界です。
昨年の盾馬はもはや翳りを感じたパドック姿に感じました。
2歳当時しか生で観ていませんが、
鍛えて強くするにも限界を感じます。
馬の真の充実は4歳秋!
弱い世代と言われるが、
世代芝勝利数最多のヤマニンキングリーは自身のパフォーマンス発揮は自ら前傾ラップを刻む事。
体調さえベストならば、
7勝目を目指して逃げ敢行です。
女傑が昨年の勝ち時計には及ばない事は想像がつきます。
カンパニーもそう。
今、
1:57台で競う馬はヤマニンキングリー以外では3頭。
昨年の菊花賞馬、昨年のダービー2着馬、そして、不向きの中山前哨戦でG1勝利馬(いずれもコース巧者)に、
しかも、
200メートル長いにも関わらず自信をつけた印象の6歳・新潟大賞典馬。
以上の見立てです。
秋天配当金は波乱と予測します。
それでもウオッカが強かったらゴメンナサイ。
世代芝勝利数単独トップになって2ヶ月足らず。
萩ステークス3着馬に追いつかれました。
しかも、
東京2000芝で勝たれて。
でも、
これにはシンゲン同様に中日新聞杯で負かしているので、、、
オウケンも6勝目を狙っているし、
上を行く7勝目を得て、香港ですね。
香港はヤマニンキングリーに向きそうなコース(京都っぽい)ですので。
期待したいなぁ〜パスポートは無いけれど。