ヤマニンサルバム、初の重賞挑戦!
ヤマニンサルバムの馬名は、ラテン語の『Salvum / 即興演奏』から名付けられたものだそうです。つまり、『楽譜などに依らず音楽を即興で作曲または編曲しながら演奏すること(Wikipediaより)』です。改めて馬名の意味をふり返ってみると、その安定した走りを表現しているような気が、してきます。
2022年1月末に小倉新馬戦2着でデビューするものの、初勝利の5月15日の中京・未勝利は5走目でのものでした。1勝クラスを連勝で卒業すると、福島、小倉、阪神と転戦。放牧を挟んだ年末、名古屋日刊スポーツ杯(2勝クラス)で快勝すると、年始の寿ステークス(3勝クラス)も制しオープン入り。実にコンスタントに1月1走の走りながら、この間3走目の4着を除いて、すべて3着以内と好走を続けての結果でした。短期放牧前の前走・白富士ステークス(OP)でも3着に好走してみせたヤマニンサルバム。既に獲得賞金は8000万円を超えるまでに。そう、それぞれのレースが形になるように、演奏しているかのような安定した結果でした。しかし、実際のレースはそんな美しいものであるはずもなく、特に前走は思った走りの結果ではありませんでした。
3着 ヤマニンサルバム(浜中俊騎手)
https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_28545.html
「競馬は道中、スムーズにいかなかったです。ずっと前の馬に気を使いながら走っていました」
ヤマニン倶楽部でも詳細をレポートしたように、スムーズなレース運びができなかったヤマニンサルバム。ただ、だからこそ力を証明したことは間違いないことでしょう。
この安定した成績の中、4勝全てを飾った中京競馬場で開催される第59回 金鯱賞(G2)。最高の即興演奏が聴けるのではないでしょうか? 初戴冠の舞台は整いました。できればステージの真ん中で、自ら主人公となる演奏に期待しましょう。
白富士ステークスからの直行組がここ2年制している舞台。アドリブにしてはしっかりものですね。
第59回 金鯱賞(GⅡ) 2回 中京2日目 4歳以上 オープン(国際)(指定)別定 コース:2,000メートル(芝・左) 【登録頭数: 13頭】(フルゲート: 18頭) |
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アラタ (57.0) ヴェローチェオロ (57.0) グランオフィシエ (57.0) ディープモンスター (57.0) バイオスパーク (57.0) ハヤヤッコ (57.0) フェーングロッテン (57.0) プログノーシス (57.0) ポタジェ (59.0) マリアエレーナ (55.0) ヤマニンサルバム (57.0) ルビーカサブランカ (55.0) ワンダフルタウン (57.0) |
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