ヤマニンアルリフラ、新章幕開けは7着――
昨年末のジングルベル賞での初勝利から始まった快進撃は、北九州記念(G3)での重賞初制覇、そして初のGI・スプリンターズステークス挑戦へと続き、ヤマニンアルリフラにとって激動の「第1章」となりました,。 GI初挑戦から2ヶ月、この京阪杯(G3)は、さらなる高みを目指すための「第2章」の幕開けとなる一戦です。 昨年末と同様に、ここから再び上昇気流に乗るための「リスタート」を切ることができるのか。 秋深い京都競馬場で、ヤマニンアルリフラと主戦・団野大成騎手の新たな旅路が注目されました,。


レースは前半600mが32.7秒という、京都芝1200mでは珍しい猛ペースの激流となりました。 ヤマニンアルリフラは4コーナーから直線に向かう際も13番手という位置取りでしたが、直線では外目の芝の良いところを選択します。 メンバー中、上がり3ハロン32.8秒という鋭い末脚を使いましたが、前を行くライバルたちには届かず、7着での入線となりました,。 勝ったのはエーティーマクフィ、2着にはルガルが入りました。



レース後、ヤマニンアルリフラの手綱を取った団野大成騎手は、次のようにコメントを残しています。
団野大成騎手
https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=315048
「北九州記念を勝ったときも前回もですが、ゲートが癖になっているのかな。中に入るとつっかけてしまう。今日もタイミングが合わなかった。今日も(脚は)来てるんでスタートひとつだと思う」
また、「(ゲート内で)チャカついていたので、それが全てだと思います」ともコメントしており、道中の手応えは良かっただけにスタートでのロスが悔やまれる結果となりました。
今回はスタートでの出遅れが響き、7着という結果に終わりました。 しかし、直線で見せた脚は確かな力があることを証明しており、鞍上のコメント通り「スタートひとつ」で結果は変わっていたかもしれません。 「アル・リフラ」の名が示す「旅の記録」は、順調さを欠くストーリーさえも糧にして続いていきます。 ゲートという明確な課題が見えた今、これをクリアして再び輝くヤマニンアルリフラの姿が見られることを楽しみに待ちましょう。

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