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【なおやの見学記2026】9/3(1) 到着編

なおやの牧場見学記2026・#1-タイトル

~旅は現地で組み替わる~


本レポートは、錦岡牧場さんから特別なご許可を頂いております。現在、錦岡牧場さんは一般見学を中止しております。
また牧場見学を希望される方は、各牧場に問い合わせるのではなく、まず【競走馬のふるさと案内所】でルールを確認しましょう。

目次

ヤマニンウルスに会いたい

2026年9月3日。
今年も北海道へ向かいました。

数年前から、牧場見学にはこの時期に行くようになりました。
近年、1歳の後半になると育成牧場へ旅立つヤマニンっ仔たちが増えています。ヤマニンっ仔たちが同じ場所にいるうちに、その姿を記録しておきたい――数年前からこの時期に牧場見学させていただく、それが最大の目的です。
ところで皆さんも、家族旅行や出張などで旅に出掛けることがあると思います。いろいろと工夫されることも多いのではないでしょうか? 私は旅行の計画を立てることが比較的好きで、事前にいろいろと調べて出掛けることが多いです。必ず、という訳ではないのですが、計画を立てないと落ち着かない質です。過去の牧場見学記等を漁って頂くと、意外とテキトーに旅しているようにも感じられるかも知れませんが、それでも節目節目はスケジュールを固めていたりします。

実はこの「なおやの牧場見学記」でも、事前に計画は立てています。ただ、大枠の日程はかなり早い段階から決めるのですが、より詳細は決めずにいることが多いのが実態です。というのは例えば――

ヤマニンウルスが引退、種牡馬としてレックススタッド入り――

――というニュースが飛び込んでくると、「ヤマニンウルスに会いたい!」ということになり、簡単に旅のスケジュールが変わってしまうからです。
また、天候をはじめとした想定外にスケジュール調整せざるを得ないことも多いです。

ツールとスケジュールを相談する

この「スケジュール調整する」がとても大変で、旅の目的と目標、そして関係者の皆さまや各施設の予定等も加味して調整する必要があるため、意外と手間取ります。また、「行きたい!」と思っていることが増えたり減ったり、できるかどうかも行程表と睨めっこしなければならないため、予備時間を作って調整するのが通常です。
そこで、今回は「ChatGPT」というツールを活用することにしました。あらかじめ旅の行程(フライト時間や場所間の移動時間等)と目的、目標、そして粗いスケジュールをインプットしておき、随時変更を相談するようにしました。先程の例だと……

なおや「ヤマニンウルスに会いたいから、レックススタッドさんの見学ルールを確認してどこに入れられるか確認して?」
ツール「ホテルサトウへの早めのチェックインを諦めれば、初日に入れられそうです。レックススタッドの見学ルールは……」

のように、随時提案をしてくれるためです。到着想定時間等もいちいちスプレッドシートなどを開かなくても調整できる、というわけです。
特に昨年に比べて、日高自動車道が新冠まで延伸して移動時間が短くなることが想定されていましたので、1ヶ月前ぐらいから、

  • ウィルテイクチャージに会う
  • 鵡川でししゃもを焼く
  • 行ったことのないカフェに行く
  • ヤマニンウルスに会う
  • ○○に行く
    etc.

というように、牧場見学以外のやりたいこともリストに加え、スケジュールを組んで北海道に向かうことになりました。

見たことのない航跡

羽田空港に到着したのは午前9時前のことで、10時過ぎのフライトを予定していた私にとっては予定通りでした。
自宅近くの駅前にあるカフェで朝食を取りながら空港リムジンバスを待ち、予定通りの出発と到着。順調な滑り出しに思えたのですが、今年は思わぬ出来事が起こります――細々と。

機材到着遅れに伴う約20分の出発遅延

羽田空港に到着し手荷物を預けようとしたとき、早速目に入ったのがこのアナウンスでした。これで初日から計画が少なくとも20分、遅延してスタートすることになります。事前のスケジュール調整では、鵡川I.C.を何時までに到着すれば鵡川でししゃもを食べて良いか(つまりその後のスケジュールを変更せずに行けるか)を案内されていました。初日から結構タイトなスケジュールだったので、目安まで出して貰っていたのです(便利)。
とはいえ、致命的なものではなかったので、ねんりん家のコーヒーでも飲んで落ち着いて待つことにしました(美味しかった)。

結局、さらに5分の遅延となり、羽田空港を約25分遅れで離陸することができました。
フライト自体は順調だったものの、着陸態勢に入ってから妙に時間が掛かるなぁ~、と感じていました。天気は少し荒れ気味で、飲み物サービスを途中で切り上げる程度には飛行機も揺れていました。が、見たことのない画面が表示されています。

飛行機の航路
飛行機の航路

いつもなら南側から侵入して着陸することが多い新千歳空港ですが、風向きが悪いのか、自衛隊の訓練の影響か、ぐるっと北側に突っ切ってからUターンして着陸することになったのです。これで遅延時間はさらに伸びることになりました。ツールは、「レンタカーの受付もあるためスケジュールは厳しいですが、レンタカー出発時に判断しましょう」と賢しらにアドバイスしてくれました。
降機後は手荷物も比較的早く受け取ることができ、レンタカーの受付も事前チェックインを済ませていたことでロスタイムらしきものはなく、レンタカーを受け取ることができました。飛行機の遅れ以外は、とても順調と言えました。

ルーミー
ルーミー

ただし、ツールによるスケジュール調整では、「ウトナイ湖の道の駅には寄らずに鵡川に向かうか、ホテルのチェックイン自体を諦めるべき」と提案してきます。ご存知の通り、新冠町・新ひだか町に日高自動車道を使って向かう場合、買物ができる最後の地点がウトナイ湖の道の駅なのです。これには同意できず、やむなくウトナイ湖によってお手洗いと飲み物、お昼ご飯をゲットし、新ひだかに向かうことにしました。
そしてほぼこの日、ししゃもは行けないことが確定し、翌日以降にずらすことにしたのでした。

チェックインと雨

初日となったこの日、一番の目的は門別競馬場でスタッフの方たちと食事をすることになっていました。20時に佐賀競馬場で開催されるサマーチャンピオン(Jpn3)をいっしょに応援しよう、ということで企画されたのですが、ヤマニンアリーズとヤマニントゥルシーが門別のレースに出走が決まり、これも数日前に予定変更の対象になっていました。ヤマニンアリーズのパドックを確認するためには、16時半には門別競馬場に到着する必要があったからです。
とはいえ、ホテルにチェックインを済ませたいこともあり、まずは門別競馬場を通過して新ひだか町に入り、荷解きをしてから門別競馬場に向かう予定でした。
そこでツールの登場! 改めてホテルのチェックインとレックススタッド見学を両立できるか確認してみたのです。ところが、日高自動車道を降りたあたりから急な大雨に――。レックススタッドの見学では、傘禁止、雨具持参と決まっています。見学の受付時間もギリギリだったこともあり、残念ながら雨具の準備もできないため、レックススタッド見学も断念し、ホテルサトウへチェックインすることにしました。時間は午後2時半過ぎでした。少し早かったのですが、チェックインに問題ない、ということで、ここで荷解きし、また「今週のヤマニン」の更新をすることができました。
二転三転するスケジュールでしたが、結果的には時間的に少しだけ余裕が生じる初日となりました。
そこで、門別競馬場へ出かける前に、錦岡牧場泊津繁殖場に顔を出すことにしたのです。

最初に出会った仔・ヤマニンパピオネの当歳馬

新ひだか町を襲った急な雨はなかなかの雨量だったのですが、ホテルを出発する頃には止んでいました。
泊津繁殖場のスタッフの方も門別競馬場で会食する予定でしたので、挨拶するにはちょうど良い頃合いでした。
泊津繁殖場に到着すると、曇天の下の見慣れた牧舎が目に入ります。

錦岡牧場泊津繁殖場
錦岡牧場泊津繁殖場

車から降りると、目の前に放牧地からこちらを見ている一頭の仔馬がいました。
この仔は今年、私を迎え入れてくれた最初の馬なんだと思うと、ちょっと嬉しくなりました。
そんな私をスタッフの方が見つけてくださり、声を掛けてくださいました。
「ヤマニンパピオネの牡馬だよ。父はキタサンブラック」

ヤマニンパピオネの2026
ヤマニンパピオネの2026

「この仔は、芦毛ですよね。キタサンブラックですか、楽しみですね!」
と私は応じて、再度この仔を見直しました。

とてもおとなしく、それでいてこちらのことを興味深そうに見たり、少し寄ってきたりしていました。

今回の旅で、最初に出迎えてくれた馬。

この先、たくさんのヤマニンっ仔たちに会うことになりますが、旅の始まりにこの馬と出会えたことは、強く印象に残りました。

さて、ししゃもは焼けるのか。
ヤマニンウルスとは会えるのか。
初日からスケジュールがコロコロ変わりますが、まだ終わっていないのです。

まずは門別競馬場で、ヤマニンの馬たちを応援します。
というわけで、やっと序章は終わり。今年の牧場見学記もよろしくお願いいたします。

次回は…… 9/3(2) 門別編 デス

なおやの牧場見学記2026・#1-タイトル

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