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祝! ヤマニンチェルキ・東京盃(Jpn2)制覇、交流重賞3連勝!!

【なおやの見学記2025】9/4 前日編

なおやの牧場見学記2025#01 前日編・タイトル

秋へと変更となった「牧場見学」――ヤマニン軍団の活躍に間に合わないのは前日からで……


本レポートは、錦岡牧場さんから特別なご許可を頂いております。現在、錦岡牧場さんは一般見学を中止しております。
また牧場見学を希望される方は、各牧場に問い合わせるのではなく、まず【競走馬のふるさと案内所】でルールを確認しましょう。

目次

春から秋へ

これまでヤマニン倶楽部の牧場見学は、主にゴールデンウィーク頃、つまり4月から5月に実施していました。これは、その年デビュー予定の馬たちが育成の最終段階に入る時期に合わせ、牧場で写真を撮ったりお話を伺ったりするためでした。しかしこの10年、ヤマニン軍団は苦しい状況の中でも育成やトレーニング体制を改善し、特に自前の育成だけでなく外部の牧場や施設を有効に活用するようになりました。この流れは若馬たちのデビュー前にも適用されるようになり、昨年(2024年)の見学時には多くの2歳馬たちがすでに牧場を離れてしまっていました。
そこで今年は、若駒たちが牧場を旅立ってしまう前のタイミングで、ということで9月初旬にスケジューリングさせて頂くことになりました。とは言え、その時点では前日からヤマニン軍団一色になるなんて、思いもしていませんでした。

仕事、ブレーカー、レース――あれ? 仲間ハズレが混じってる

今回の旅は、金曜の早朝便で北海道へ向かう、ちょっとタイトな日程。そのため、前日は成田空港近くのホテルに泊まる計画でした。そう、「でした」。

なんと、旅のまさに前日に、我らがヤマニンチェルキが佐賀・サマーチャンピオン(Jpn3)に出走するというビッグニュースが飛び込んできたのです! まさか牧場見学の前日に重賞を走るなんて! 北海道スプリントカップ(Jpn3)の快勝から秋への飛躍のためのレース選びなので否やはないのですが、その挑戦を想像すらしていなかった私は、嬉しい悲鳴をあげながら前日だというのに慌ただしい一日を過ごすことになったのです。

まずは昼休みに職場近くのオフトで馬券を購入。これでどこにいても心おきなく応援できます(IPAT? もちろん買い足すのに遣いますよ!)。もちろん、仕事はきっちり終わらせなければなりません。ヤマニンチェルキの重賞挑戦と牧場見学とでモチベーションは最高潮!「これを片付ければヤマニンチェルキを応援し、旅の始まりだ!」と、猛烈な勢いで業務をこなしていたのですが……チームメンバーからの相談や予期せぬトラブル対応で、気づけば予定は大幅に押し気味に。牧場では歩きっぱなしになることもあり事前に身体のメンテナンスの予約も入れていたのですが、泣く泣くキャンセルし、なんとか事務所を後にしたのはレースの1時間半前、となってしまいました。夕食をコンビニで調達し、手元のスマートフォンでパドックや世間の下馬評を見ながら急いで自宅に帰りついたのは、19時40分頃。南向き最上階の安アパートはサウナのように暑く、エアコンのスイッチを入れ、パソコンの電源を入れ、コンビニで買ったお弁当をレンジに入れ、味噌汁用のお湯を沸かし、さあ大画面で本馬場に入るヤマニンチェルキを確認しよう!
モニターに映るヤマニンチェルキの立派な馬体を確認した、まさにその瞬間でした。

バシャーン!

……え? 家の中が真っ暗に。なんと、ブレーカーが落ちてしまったのです!
「嘘でしょ!?」と、暑い中を大慌て。スマホの5Gを頼りに取り敢えずレース中継は確認できるようにしつつ、暗いなかブレーカーをあげ、再起動に時間がかかるルーターやパソコンと格闘……。こういう落ち方すると、ルーターもパソコンも、通常通りには起動しないんですよね、余計に時間が掛かっちゃう。あわあわしているうちに、なんとか復旧して大画面で佐賀競馬場が映し出されたのは発走のわずか3分前! 本当に心臓に悪い(笑)。

普段なら自宅の環境なので判っているのですが、こんなブレーカーの落とし方は、久々でした(^^ゞ

祭りは「そこから」

そして、皆さんもご存知の結果。
様々な課題を乗り越え、ゴール前で見事に差し切ったヤマニンチェルキーが重賞2連勝を飾ってくれました!もう、大興奮です!

サマーチャンピオン・声援に応えるヤマニンチェルキ
サマーチャンピオン・声援に応えるヤマニンチェルキ

明日から牧場へ行くという最高のタイミングでの勝利。関係者の皆さんへのお祝いメッセージを送ったり、X(旧Twitter)でサポーター仲間と喜びを分かち合ったり。ホームページの更新作業もしなければと、嬉しい悲鳴は続きます。もちろんその合間に、夕食を食べ、あらかじめ旅支度はしてあったとは言え、主に仕事でも遣っているデジタル機器を詰め替えます。佐賀まで遠征しているヤマニン倶楽部のメンバーがいなかったこともあり、Xで拝見したでめきんさんのステキな画像を利用させて頂けないか連絡したりと、「祭り」の始まり。当初予定では20時に、サマーチャンピオン出走が決まってからは21時には自宅を出られると思っていたのですが、結局なんだかんだで家を出られたのは22時過ぎ。成田空港行きの最終電車に滑り込み、ホテルにチェックインしたときにはもう日付が変わる直前でした。

成田空港への送迎バス時刻表
成田空港への送迎バス時刻表

翌日は4時半起き。LCCの早朝便に乗るためには、もう寝るしかありません。荷物をパッキングし直し、シャワーを浴びて、興奮冷めやらぬままベッドに倒れ込みました。

いざ、北の大地へ!

翌朝、少し雨が降る中、成田空港へ!
思えば、私と成田空港は相性が良いのか悪いのか(;^_^A ヤマニン倶楽部の記事を漁って頂けると判りますが、良くも悪くもいろいろ起こりますね、成田空港。とはいえ、今回は良いニュースとともに、特に問題なく北の大地へ飛び立つことができました。

成田空港のターミナルビル
成田空港のターミナルビル

8時半に新千歳空港に到着すると、そのままレンタカーを借り、まず向かうのは新冠・錦岡牧場新和育成場です。

ウトナイ湖を経由して、日高入りします!

道中、ウトナイ湖の道の駅で少し休憩。朝早かったこともあり、湖は風もなく静まり返っていて、空が湖面に映り込む幻想的な景色が広がっていました。ここで名物の豚まんを頬張り、いざ、日高路を南下します。

この辺りは、日高自動車道ができたおかげで本当に移動が楽になりましたが、一度高速に乗ると、目的地までお店やコンビニはほとんどありません。自動販売機も2台しか見かけなかったような……? という状況なので、錦岡牧場さんに直行する今回は、ここが最後の補給基地になります。ブランチ代わりにプレジールの豚まんを頂いて、いざ、新和へ!

道の駅・ウトナイ湖

道の駅・ウトナイ湖
お手洗いも食べ物飲み物も、ここが最後の補給基地になる道程が多いなおやです。いつもお世話になっています。

ウトナイ湖の湖面
この日は風がなく、鏡面のような湖面に雲模様が見事に映っている幻想的な景色でした。

ウトナイ湖
ウトナイ湖

小学校の自然観察教室?
お休みを頂いているとは言え、世間は平日。地元の小学生たちがボランティア(?)のみなさんと自然観察。ここは学ぶことも多そう。

プレジールの豚まん
前回は名物「農家のランチセット」を頂きましたが、美味しいんです! 今回は軽く豚まんとコーヒーをウトナイ湖を望みながら。贅沢^^
苫小牧のブランド豚B1とんちゃんで作られているそう。

ウトナイ湖道の駅プレジーン

今年も開幕です!

前日の大興奮から一夜明け、寝不足ながらも心はウキウキ。 ヤマニンチェルキ勝利という最高のお土産話を持って、いよいよ愛馬たちとの対面です。

今回の旅では、来年デビューする1歳馬たちや、牧場で過ごすお母さん馬たちに会う予定でした。ヤマニンチェルキのお母さん、プチガトーにも「おめでとう!」って伝えたい。

さて、どんな出会いが待っているのでしょうか。 まるで3泊4日を過ごしたかのような、濃密な旅の始まり。「なおやさん、牧場見学記、まだ?」とあちこちで声を掛けて頂きましたので、のんびりと更新させてください。

開幕です!

なおやの牧場見学記2025#01 前日編・タイトル

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