6着に敗れはしたものの、進境もあったヤマニンマヒア。「魔法」はこれから効果を出す!
実はヤマニン倶楽部、今年で20周年となりました。早いものですね。そして今回、ヤマニンマヒアのデイリー杯2歳ステークス(G2)出走にあわせて京都競馬場へ遠征したのですが、20年という月日を感じざるを得ませんでした。ヤマニンシュクルを中心にヤマニン軍団が活躍していた2000年代には、何度も京都競馬場へ遠征したものでした。
とても良い天気に恵まれた2018年11月10日の競馬場は、京阪電車を利用しました。以前はJR山崎駅からバスを利用していたのですが、京阪の淀駅からのステーションゲート口から直結する様子は、東京競馬場を思い起こします。便利でイイですね^^
すっかり変わったとは思いますが、円形のパドックは今も昔も変わりません。東京からの遠征で昼過ぎに到着したこともありましたが、隙間に移動用応援幕こと・ふんどし幕を掲出させて頂きました。
久々の平地重賞参戦となったヤマニン軍団。ヤマニンマヒアは単勝オッズ14.9倍となる4番人気に推されました。圧倒的な1番人気に支持されたアドマイヤマーズは、デビュー戦で遜色ないレースをすることができていたヤマニンマヒア。むしろ前走・紫菊賞で突きつけられた課題の方が気になりましたが、最内枠を引き当てた距離短縮のこの舞台は、大きなマイナスとは言えない状況でした。
ヤマニンマヒアは馬体重440kgと前走から-2kgでのエントリーとなりました。前走は放牧明けの+12kgと成長を感じさせるものでしたから、今回も順調に調整が進んでいるように見えました。テンションも悪くなく、パドックを周回していました。
武豊騎手は10レースで勝利を飾ったこともあり、パドックに姿を現しませんでした。あとは期待が高まる一方です。本馬場入場では気性のこともあり、武豊騎手はゴール前に行くことなく、スタート地点となる左奥のポケットへ流していきました。
レースは前走のこともあり、ヤマニンマヒアはそろっとスタートさせ、広報12番後方2番手からのレースとなりました。先頭はアドマイヤマーズ。とは言え向こう正面を行くヤマニンマヒアの手綱は、武豊騎手によってがっちりと押さえられており、折り合い最優先のレース運びとなりました。
3コーナーで武豊騎手が手綱を緩めると、ヤマニンマヒアは徐々に進出を開始。坂の頂上となる残り800m地点では外目から進出を開始しており、既に1頭交わしていました。4コーナーでは仕掛けに入り、馬群の外目を直線へ。武豊騎手の鞭が1度、2度と飛ぶもなかなか加速せず。ジリジリと加速する我慢の展開。後方待機策を取っていたドラゴンカップにはさらに外から差し切られ、内伸びていたリアンヴェリテにも追い抜かれ、悔しい6着となりました。
ヤマニンマヒアは折り合い最重視のレース運びで進境を見せたものの、一方で末脚炸裂とはならず不完全燃焼のレースとなってしまいました。とはいえ、現在は成長途上。今後は力をどのように出させていくのかに注力していくことになるのではないでしょうか。アドマイヤマーズの完成度の高さを考えれば、ヤマニンマヒアはこれから。成長を待っていてほしいものです。
なお、武豊騎手はレース後のコメントを発表しています。
6着 ヤマニンマヒア(武豊騎手)
「折り合い重視で運びましたが、上がりの競馬になって展開的にも厳しくなりました。でも収穫のあるレースでした」
確かに、レース展開は向きませんでした。
今後の活躍に引き続き期待デス!
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