2019年9月12日(木) 浦和競馬場で開催された交流ダート重賞・第30回 テレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)は、地元馬ノブワイルドの軽快な逃げにJRA勢は届かず、2番人気に支持されていたヤマニンアンプリメはメンバー中最速の末脚を繰り出すしなんとか3着を確保しました。秋の大目標JBCへ向けて、本気の前哨戦の意義ある3着でした。



枠順が発表されたときから、少し気になっていたのが7枠9番という外目を引いたことでした。浦和競馬場は数ある競馬場でも小さく、直線も4コーナーからゴール板までわずかに200mと先行馬有利のレイアウトになっているからです。今回、実際に浦和競馬場を訪れてみて思ったことは、このコースは差し・追い込みがほぼ決まらない、ということを実感できました。
ヤマニンアンプリメはスタートを切ると、できれば前へ行こうと脚を伸ばしましたが、結局第1コーナーを8番手で回りました。勝馬ノボワイルドが逃げ、2着馬ワイドファラオが勝馬の同厩馬エッシャーの2番手外を3番手で回っていたことからも、相当外枠が厳しいことが判ります(そして、小久保智厩舎のチームプレーだったのかは不明ですが、絶妙の位置取りでした)。

岩田康騎手は第2コーナーを回るとすぐさままくり始めます。このあたり、元地方競馬の名手の手綱。第3コーナーを5番手、第4コーナーを3番手で通過。直線、メンバー中最速の37.4秒の末脚を繰り出しましたが、この時点で決着がついていたと言えるかも知れません。コンマ6秒差の3着で決着し、重賞3連勝の夢は潰えました。


レース結果は残念ではありましたが、私たち、そして陣営の本番はあくまでJBCです!(今日の時点では、スプリントに行くか、レディスクラシックに行くか、決まっていません) その意味では、レース後のこの言葉に勇気づけられました。
ヤマニンアンプリメ・岩田康騎手
http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_18774.html
「ここで経験を積めましたし、うまくハマれば逆転できると思います」
そうです、私たちは浦和の地にふたたび帰ってくるだけの実績を積んで、オーバルスプリントに挑戦しました。そして悔しくも3着という結果でしたが、長谷川浩調教師の「本番前に浦和を経験させておきたい」というこれまで何度も発せられたメッセージの意味を、十二分に理解することができます。大目標達成のための今敗戦は、必要な1つのステップなのです。
私たちは、ふたたび鍛えられ帰ってくるヤマニンアンプリメを、精一杯応援しましょう。次は、11月4日(振月) JBC浦和です!


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