2022年のヤマニン軍団のまとめとなる特集企画です。本年もよろしくお願いいたします。
昨年末、ヤマニン倶楽部ホームページ上で実施されたオンラインアンケートをもとに、2022年12月24日に開催されたヤマニン倶楽部 忘年会で協議の結果、2022年の活躍馬たち・2023年の期待馬たちを、以下のように決定しました。
みなさん全員の想いを乗せております。いよいよ発表です!
【2022年の活躍馬たち】
ヤマニン年度代表馬
ヤマニン年度代表馬 ヤマニンゼスト
短評:
2022年の年度代表馬は、選考委員会満場一致でヤマニンゼストが選ばれました! ヤマニンゼストは明け4歳となる牡馬で、昨年は未勝利から2連勝で注目を集めると、勇躍クラシックロードに挑戦。神戸新聞杯(G2)2着で挑戦権を得ると、菊花賞(GI)では6着と好走しました。収得賞金等では他馬に及ばないものの、話題性と将来性を両立させたこと、また陣営の慎重勝つ果敢な調整過程にも敬意を表し、選出致しました。
なおインターネット投票でも45.5%と、1位の支持率でした。
ヤマニンゼストは、明け4歳。これまでの活躍よりもこれからの活躍に期待が掛かります。
2022年 活躍馬・各部門発表
部門 | 馬名 |
---|---|
最優秀2歳牡馬 | ヤマニンウルス |
最優秀2歳牝馬 | 該当馬なし |
最優秀3歳牡馬 | ヤマニンゼスト |
最優秀3歳牝馬 | フラッシュアーク |
最優秀古牡馬 | ヤマニンサンパ |
最優秀牝古馬 | ヤマニンデンファレ |
最優秀短距離馬 | ヤマニンガラッシア |
最優秀ダート馬 | ヤマニンウルス |
最優秀障害馬 | ヤマニンマヒア |
最優秀種牡馬 | ヤマニンセラフィム (種牡馬からは引退済み) |
特別表彰: 年間最多勝馬 | ヤマニンサルバム |
短評:
それでは、各部門の選考理由をご紹介いたします。
最も活躍したとインターネット投票でも2位に支持されたヤマニンウルスは、若干2歳(明け3歳)馬。その衝撃のデビューで他馬を圧倒していましたね。文句なしの2歳牡馬部門に輝きました。一方で牝馬は未だ勝ち上がっていない状況から該当馬なしとなりました。
3歳牡馬部門は、ヤマニンゼストとヤマニンサルバムで意見が分かれました。年度代表馬に選出されていたヤマニンゼストの活躍度と話題性を考えるとその選出に異議はないものの、ヤマニンサルバムは年間3勝とヤマニン軍団内トップで、獲得賞金もヤマニンゼストを上回っています。選考委員会としてはヤマニンゼストを選出すると共に、その活躍を記録に残したいという総意に基づき、特別表彰として「年間最多勝馬」としてヤマニンサルバムを選出することとしました。
3歳牝馬部門には、錦岡牧場生産・ジョリーダンス産駒フラッシュアークを選出しました。
古馬部門では、牡馬にヤマニンサンパ、牝馬にヤマニンデンファレを選出しました。ヤマニンサンパは、2022年上期を引っ張る活躍をしてくれました。格上挑戦を含む2連勝でのオープン入り。その後はヤマニン軍団2021年2月以来の重賞に挑戦するなど、上半期を牽引する存在でした。牝馬部門ではヤマニンデンファレが選ばれました。昨年末の2連勝から活躍が期待された2022年でしたが、分厚い準オープンの壁に挑戦する1年となりました。とはいえ、7月には初めて重賞に挑戦するなど、年間を通じて走り抜けてくれたことが評価されました。
短距離部門には、福島芝1200m・須賀川特別(1勝クラス)勝ちが光るヤマニンガラッシアが選ばれました。1勝クラス以上の短距離戦で勝ち星があったのはヤマニンルリュール、ベンガンでしたが、特別勝ちがあるヤマニンガラッシアを選出。なお、ヤマニンガラッシアは徐々に距離を伸ばし、前走2000mを走ってましたね(;^_^A とはいえJRA再登録馬の勝利は嬉しいものです。
ダート部門は、文句なしにヤマニンウルスが選出。
障害部門は、その平地力と伸びていきそうな飛越力で初参戦勝利を飾ったヤマニンマヒアが選ばれました。
種牡馬部門には久々に、ヤマニンセラフィムが選ばれました!? 最後の産駒・サラフィエルが、年間2勝と久々の勝ち星をゲット。前走・河北新報杯(2勝クラス)も3着と好走しており、ヤマニン軍団ではありませんが、その栗毛の姿をまたウイナーズサークルで観たいものです。
2022年 活躍馬・インターネット投票結果
というわけで、活躍馬たちでした。インターネット投票の結果は、以下の通りでした。
2022年 活躍馬・Twitter 決選投票
インターネット・アンケートが接戦だったこともあり、Twitterのアンケートでもアンケートしたときの様子です^^
10大ニュースの結果を馬名に直して24時間だけ集計しました。ご協力ありがとうございました!
【2023年の期待馬たち】
2022年の期待馬たち・ふり返り
ふり返り:
昨年の本コーナーでとりあげた「2022年の期待馬たち」は、今思うとなかなか素晴らしい選出でした。
期待古馬の牡馬部門で取り上げたのがヤマニンサンパでした。昨年夏に勝ち上がり、「若手から期待馬を選びたい」と選出されたヤマニンサンパ。2月に自己条件を勝ち上がると、3月の準OP・飛鳥ステークスで出遅れながらも快勝と2連勝を飾りました。勇躍エプソムカップ(G3)に挑戦するなど、期待に応える走りを見せてくれ、4戦2勝(2-0-0-2)の活躍でした。牝馬部門はヤマニンデンファレと勝ち星はあげられなかったものの、七夕賞(G3)に格上挑戦するなどチャレンジの1年でした6戦0勝(0-0-0-6)。
期待3歳では、牡馬がヤマニンループで見事勝ち上がりを決め、5戦1勝(1-0-0-4)。牝馬部門がヤマニンパニータで、現在自己条件の壁と格闘中ながら、3月に勝ち上がる3戦1勝(1-0-0-2)でした。
期待した馬たちの活躍は、本当に嬉しいデスね!
以上を踏まえ、選考委員会の2023年 期待馬たちは、以下の通りとなりました。
2023年の期待馬たち・発表
部門 | 馬名 |
---|---|
期待3歳牡馬 | ヤマニンウルス |
期待3歳牝馬 | ヤマニンバシリーサ |
期待古牡馬 | ヤマニンゼスト |
期待古牝馬 | ヤマニンデンファレ |
期待障害馬 | ヤマニンマヒア |
短評:
3歳牡馬部門には、文句なしでヤマニンウルスが選出されました。言及はもう、特に必要ないでしょう。順調、という訳には行きませんが、衝撃のデビュー戦からも期待度がどんどん大きくなっている状況です。とはいえ陣営には慎重に、外野の声は無視して調整を進めて欲しいと思っています。3歳牝馬部門には、ヤマニンゼストの半妹ヤマニンバシリーサが選ばれました。3歳牝馬勢からはまだ勝馬が出ていないため、選出は混戦模様でした(インターネット投票の円グラフも参照下さい)。そんななか、年末の12月28日にも出走を予定していたヤマニンバシリーサ。新年始動からどんな走りを魅せてくれるのか、期待してしまいますね。
古馬部門では、牡馬にヤマニンゼスト、牝馬にヤマニンデンファレと、妥当な選出となりました。前者はタイトルに手が届くところに来ており、期待が大きいのは当然と言えます。また後者は、昨年に続いて準オープンの壁への挑戦となりますが、この挑戦は以前・ダート女王ヤマニンアンプリメも苦しんだ1年がありました。成長して覆す年にして貰いたいですね。
なお、今回初めて参加した障害班りゅうさんから、「なぜ期待の障害馬部門がないのだ!?」と異議が出たため、急遽同部門が設定されました。もちろん昨年唯一のジャンプレース勝馬ヤマニンマヒアが選ばれました。早速登録されている中山新春ジャンプステークス(OP)の走りが今から楽しみです。ヤマニンマヒアの現在地が少しずつ明らかになるはずです。
2023年の期待馬たち・インターネット投票結果
インターネット投票の結果は、以下の通りでした。
2023年 期待古馬
2023年 期待3歳牡馬
2023年 期待3歳牝馬
【最速のPOG!? 期待の2歳馬たち】
さて、例年選択されている2歳馬の期待馬たちも、選考委員で選んでみました。最も気の早いPOGではないかという話もありますね(;^_^A まずは昨年の答え合わせをしてみましょう。
2022年 2歳POGのふり返り
2歳牡馬部門は、以下の結果でした。
なんと、これいいさんがヤマニンウルスを指名していたのでぶっちぎりでした!!
選考委員 | 馬名 | 成績 | メモ |
---|---|---|---|
おーたさん | ヤマニンミラグロス | 未出走 | |
本部長さん | ヤマニンドナティ | 未出走 | |
これいいさん | ヤマニンウルス | 1-0-0-1 | JRAで数々のレコードを記録するデビュー勝ちを記録しました。 次走が気になります。 |
よーじさん | ヤマニンファシオ | 0-0-0-4 | 9月デビューするも3走連続出遅れ……まずは複勝圏を! |
へいさん | ヤマニンエンディマ | 0-0-0-1 | 辻厩舎所属。12月に6着デビュー。 |
8.13さん | ライルアケカイ | 0-0-0-2 | 芝でデビュー、ダートで2走目も……。 |
なおや | ヤマニンリジット | 0-0-0-1 | 10月末着外デビューも音沙汰なく…… |
続いて、2歳牝馬部門は、以下の通りでした。
そもそもデビューできていないので、なかなか厳しいですねー。
選考委員 | 馬名 | 成績 | メモ |
---|---|---|---|
おーたさん | ヤマニンバシリーサ | 未出走 | |
本部長さん | マノレア | 未出走 | |
これいいさん | ヤマニンブルトンヌ | 0-0-0-4 | 2走目に4着を記録しています。ここ2走2桁着順も巻き返したい。 |
よーじさん | ヤマニンソウェイル | 未出走 | |
へいさん | アレプリュロアン | 未出走 | |
8.13さん | ヤマニンリーリオ | 0-0-0-1 | 12月デビューで出遅れ8着入着。まだまだ…… |
なおや | ヤマニンエカ | 未出走 |
というわけで、なぜか2歳終了時点で終わってしまうヤマニンPOGですが、2022年はこれいいさんの優勝でした! おめでとうございます^^ 馬名で選考しちゃうスタイルなのに、毎年キチンと成績を残すこれいいさん。持ってますね~。
というわけで、以下が2022年の順位になりました。皆さんの期待馬たちはどうでしたか?
順位 | 選考委員 | 獲得賞金 | 備考 |
---|---|---|---|
優勝 | これいいさん | 778万円 | ヤマニンウルスの新馬とヤマニンブルトンヌの賞金 |
2位 | へいさん | 52万円 | ヤマニンファシオ入着 |
3位 | よーじさん | 0万円 | 4走 |
4位 | 8.13さん | 0万円 | 3走 |
5位 | なおや | 0万円 | 1走 |
6位タイ | おーたさん | 未出走 | |
6位タイ | 本部長さん | 未出走 |
さて、以上の結果を踏まえた期待の1歳馬を選択しましたので、みなさん参考までにどうぞ^^
本当に気が早すぎるヤマニンPOGですね~。
2023年 2歳POGの指名馬
まずは1歳牡馬から。指名は前年度の順位によるドラフトとなっております。
指名順位 | 選考委員 | 牡馬 | 父馬名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1位 | りゅうさん | ヤマニンバステトの2021 | エピファネイア | |
2位 | 本部長さん | ヤマニンプチガトーの2021 | シニスターミニスター | シニミニで揃えた |
2位 | おーたさん | テルメディカラカラの2021 | エピファネイア | |
4位 | なおや | ヤマニンメルベイユの2021 | リオンディーズ | |
5位 | 8.13さん | ジョリーダンスの2021 | ニューイヤーデイズ | フラッシュアークの走りから |
6位 | よーじさん | ヤマニンパソドブルの2021 | ディーマジェスティ | プチガトーの外れ1位 |
7位 | へいさん | ヤマニンアストレアの2021 | パドトロワ | |
8位 | これいいさん | ヤマニンプードレの2021 | サトノダイヤモンド | プチガトーの外れ1位 |
さらに1歳牝馬がこちらになります。
指名順位 | 選考委員 | 牝馬 | 父馬名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1位 | りゅうさん | ヤマニンファビュルの2021 | ディープブリランテ | 大逃げの夢再び! |
2位 | 本部長さん | ヤマニンシェリルの2021 | シニスターミニスター | シニミニで揃えた |
2位 | おーたさん | ゴールデンメロディの2021 | シュヴァルグラン | 好きな父から |
4位 | なおや | ヤマニングルノイユの2021 | マツリダゴッホ | |
5位 | 8.13さん | ヤマニンヌヌースの2021 | ビーチパトロール | フラッシュアークの走りから |
6位 | よーじさん | ヤマニングロワールの2021 | フェノーメノ | ヌヌースの外れ1位 |
7位 | へいさん | ヤマニンロードンの2021 | サトノクラウン | |
8位 | これいいさん | オヒアレフアの2021 | ミッキーグローリー | プチガトーの外れ1位 |
毎年、けっこうみんな真剣に選ぶんですよね。生産頭数を整理した近年、競走がさらに厳しくなっていることもありますが、なかなか楽しい時間でした。なお、netkeibaさんのデータベースを参考に実施させて頂きましたので、実際と異なるケースもあります。ご了承下さい。
来年も是非答え合わせしたいと思います! みなさんの期待馬も教えて下さいね^^
以上、新春企画「2022年の活躍馬・2023年期待馬」でした。
みなさんが考えていたのとどれぐらい相違がありましたでしょうか? いろんな見方があるほうが楽しいと思いますので、是非是非皆さんのご意見、コメントやTwitter等でお知らせ頂けると、ヤマニン倶楽部一同、嬉しく思います。
新春企画は、以上となります。長い長い記事にお付き合い頂きも誠にありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します!
新春企画「ヤマニン2022年10大ニュース」も、是非ご覧ください^^
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