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【金鯱賞】響け! 勇敢なるソナタ(レース結果情報)

2024年 金鯱賞・ヤマニンサルバム

リズムを崩し、直線退く……


2024年3月10日 中京競馬場で第60回 金鯱賞(G2)が開催されました。
前走、今回のレースと同条件となる中日新聞杯(G3)で初タイトルを勝ち取ったヤマニンサルバムは、有力馬の参戦もあったものの、何より中京でのコース相性が評価され、3番人気に評価されていました。休養明けということもあり、前走から+10kgの512kgの立派な馬体でパドックを周回する様子は、自信ありげに見えました。しかし、そこはさすがにG2レース。決して甘い決戦の地ではありませんでした。

前走と同じ馬番であり、スタートを決めると1週目の直線を前目につけたヤマニンサルバムにとっては、予定通りだったはずです。しかし、誤算が生じたのは1コーナーを回り2コーナーを回るときでした。先団でレースを運ぼうと落ち着きかせようとしたその外から、別の馬が寄せてきたのです。

「休み明けで馬体は増えていましたが馬の感じは良かったです。1コーナーでうまくいったところから来られたときに1ハロンくらい力んでしまい、走りが崩れてしまいました。休み明けでこの形は辛かったです。もっとうまく誘導してあげられればよかったです。使って良くなる馬ですし、ここから良くなってくると思います」

https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_31654.html

とは、レース後の三浦皇成騎手の談話です。
休み明けも影響したのか力んで200m走る様子は、中継映像からも確認できます。一度崩したリズムはなかなか元に戻すのが難しくなります。最後の直線に向いた時には余力がなく、ズルズルと後退することとなってしのまい、まさの10着に沈んでしまいました。

第60回 金鯱賞・レース結果
第60回 金鯱賞・レース結果

レース結果は厳しいものでしたが、さまざまな厳しい条件を乗り越えてきたのが昨年のヤマニンサルバムでした。
今年も休養明けからガツンと厳しい壁を感じずにはいられないレースでしたが、改めて挑戦する彼らの姿を応援していきましょう。顔を上げ、挑戦する――今までと同じように、2024年のジャーニーが始まったのです。
今回も皆さん、いっしょに応援してくださりありがとうございました。これからもいっしょに!

2024年 金鯱賞・ヤマニンサルバム

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