相手強化で最低人気も評価覆し、短期休養明けを10着と好走。
最良の馬場で走らせてみたい……この願いはまたしても叶うこと無く、札幌記念(G2)はスタートが切られました。
2023年8月20日 札幌競馬場で第59回 札幌記念(G2)が開催されました。前走・函館記念(G3)より短期放牧でリフレッシュしたヤマニンサルバムは、相手大幅強化となるものの、中距離路線で爪痕を残すべく勇躍このレースに登録しました。年明けのオープン入りから、金鯱賞(G2)、新潟大賞典(G3)、エプソムカップ(G3)、函館記念(G3)と重賞戦線を使われきたヤマニンサルバムにとって5度目の重賞挑戦となりました。戦前から「良馬場で走らせたい」と陣営がコメントするほどここ3走は天候に恵まれず、力を発揮することができなかったヤマニンサルバム。北の大地であれば良馬場でと思わせられたのですが……今回も稍重でのスタート。相手大幅強化もあり、15頭立て15番人気と最低評価に甘んじることになりました。
◆
ヤマニンサルバムは五分にスタートを切ると、好位を取りに気合いをつけ、6-7番手につけて1-2コーナーを回ると、行きたがるところをなんとか抑えながらの競馬。第3コーナー手前で流れが速くなると、なんとかこれに付いていこうと加速するも、第4コーナーあたりで鞭が入り、直線入口では周囲に置いて行かれる展開に。やはり右回りはスムーズではないのか、手前を替えるのに手間取ったか、なんとか直線を走り切り、9着馬にハナ差交わされはしたものの、人気を大幅に超える10着と、相手関係を考えれば好走したと言える走りでした。
吉田隼騎手(ヤマニンサルバム=10着)「メンバーが強かったので、出たなりでためるつもりだったが、自分からハミを取っていった。馬場を選びつつ走れて、道中はいい感じでした。勝った馬には3コーナーあたりからついていけませんでした。手前を替えるバランスなどから、左回りの方がいいタイプ」
https://hochi.news/articles/20230820-OHT1T51190.html?page=1
ここでも鞍上に、「左回りの方がいい」とコメントされており、時期を選んで賞金の積み増しを今後狙いたいところです。
いずれにせよ、短期のリフレッシュ放牧先が錦岡牧場新和育成場だったこともあり、短いながらもしっかりとリフレッシュはできたところ。次走に引き続き注目したいですね。
コメント