2024年２歳世代をご紹介！ 本世代の動向には、注目デス。
本レポートは、錦岡牧場さんから特別なご許可を頂いております。現在、錦岡牧場さんは一般見学を中止しております。
また牧場見学を希望される方は、各牧場に問い合わせるのではなく、まず【競走馬のふるさと案内所】でルールを確認しましょう。
2024年デビュー予定 ２歳馬たち
コース調教編でも述べたとおり、今年の５月には新和育成場に２歳馬たちの姿はとても数少ないものでした。
これまで異なり、早めに、そしてしっかりとした初期育成を済ませた２歳馬たちは、より調教施設が揃った後期育成牧場や東西トレーニングセンター周辺にある外厩的トレーニングセンターへと既に送り出されていました。デビューは例年より早いだけでなく、しっかりと仕上げられた状態で送り出すことができそうです。
その一方で、皆さんに彼らの姿をお送りできないのは残念ですが、2023年11月に訪れた時の写真を交えてご紹介させて頂きます。
皆さんの期待馬、是非いっしょに応援しましょう！
下のポストは昨年11月のものです。馬もスタッフも、順調に成長中です！
まずは２歳牡馬から！
まずは２歳牡馬から。全部で８頭となります。
バイアメ (牡２ 父レッドファルクス 母オヒアレフア)
馬主・土井久美子氏
門別・小野望厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
現役・ライルアケカイの半弟。
錦岡牧場の新たな試みとして、門別に直接入厩したバイアメ。まだ成果は出せていませんが、これから伸びることを期待しましょう。写真は昨年秋のもの。
厩務員さんにもかわいがられているようで、早速全国の競馬ファンを癒しているようです^^
モジャーリオ (牡２ 父リオンディーズ 母テルメディカラカラ)
馬主・ＭＯＪＡ氏
美浦・斎藤誠厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
2022年生産世代で初勝利を飾ったモジャーリオは、現在堂々のオープン馬。次走、クローバー賞(OP)または新潟2歳ステークス(G3)の予定となっており、つっそくの活躍に期待したいですね。
重賞2勝・ジョリーダンスの孫。JRA4勝テルメディカラカラの2番仔。
写真は昨年5月のものです。2023年のセレクトセールにて2,090万円で売却されましたため後々の写真はないですが、錦岡牧場っ仔。活躍して貰いたいです。
ヤマニンシュラ (牡２ 父ダイワメジャー 母ヤマニンアタシャン)
馬主・土井肇氏
栗東・斉藤崇史厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
JRA3勝・ヤマニンパンテールの孫。現役・ヤマニンリジッドの半弟。
写真は昨年秋のものとなります。
ヤマニンエイドロン (牡２ 父サトノクラウン 母ヤマニンアドーレ)
馬主・土井肇氏
美浦・辻哲英厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
重賞２勝･ヤマニンアラバスタの孫。現役JRA３勝・ヤマニンデンファレ、同１勝ヤマニンパニータ、ラジオNIKKEI賞(G3)３着 ヤマニンアドホックの半弟。
ヤマニンアドーレの仔はすべて勝ち上がるという快挙。当然４番仔にも期待が掛かります。
写真は昨年秋のもの。
ヤマニンエボルブ (牡２ 父ビーチパトロール 母ヤマニンエルフィン)
馬主・土井肇氏
美浦・千葉直人厩舎
浦河・廣田光夫氏 生産。
JRA３勝・ヤマニンエルフィンの３番仔。JRA２勝・ヤマニンアストロンの半弟。この写真も昨年秋のもの。
ヤマニンヒストリア (牡２ 父サトノクラウン 母ヤマニンナジャーハ)
馬主・土井肇氏
栗東・中村直也厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
GI馬・ヤマニンシュクルの孫。既に競走馬登録を済ませており、ゲート試験も合格済み。今からデビューが楽しみですね。写真は昨秋のもの。
ヤマニンプークリエ (牡２ 父キタサンブラック 母ヤマニンプードレ)
馬主・土井肇氏
栗東・松永幹夫厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
JRA３勝・ヤマニンカルフールの孫、JRA３勝ヤマニンプードレの３番仔。現役３勝・ヤマニンループの半弟。
写真は昨秋のもの。
ヤマニンチェルキ (牡２ 父フォーウィールドライブ 母ヤマニンプチガトー)
馬主・土井肇氏
栗東・木原一良厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
JRA５勝・ヤマニンプチガトーの４番仔。京都競馬場誘導馬・ヤマニンモノポリーの半弟。
この写真は昨年春のもの。
つづいて２歳牝馬たち
つづい、２歳牝馬たち７頭です。
ルチェンシス (牝２ 父ダイワメジャー 母ゴールデンメロディ)
馬主・土井久美子氏
栗東・渡辺薫彦厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
サンデーサイレンスの2×4 !? 凄いですね。
神戸新聞杯(G2)馬･イコピコ、JRA４勝・リノリオ、現役１勝・カライカマウリオラらの姪。
今年のタイトル画像を語るルチェンシスと和田さんです。昨秋の写真からも、成長が窺えます。
ヤマニンレセディ (牝２ 父エピファネイア 母ヤマニンアンプリメ)
馬主・土井肇氏
栗東・長谷川浩大厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
JpnI馬・ヤマニンアンプリメの初仔となります。サンデーサイレンスの4×3だ～。期待の大きい産駒です。母と同じ厩舎で、好成績に繋げて貰いたいですね。
ヤマニンソレアード (牝２ 父サトノダイヤモンド 母ヤマニンシェリル)
馬主・土井肇氏
栗東・四位洋文厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
4歳牝馬特別(G2)3着・ヤマニンザナドゥの孫、JRA6勝・ヤマニンエマイユの姪、現役ヤマニンサルバムの従妹です。半姉に地方8勝・ヤマニンカホンがいます。
今年のタイトル画像で相棒を務めるヤマニンソレアード。随分おとなびましたね。
ヤマニンパルフェ (牝２ 父シャンハイボビー 母ヤマニンヌヌース)
馬主・土井肇氏
美浦・辻哲英厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
JRA6勝・ヤマニンエマイユの孫、JRA4勝・ヤマニンマンドール、現役３勝・ヤマニンペダラーダ、現役４勝ヤマニンサルバムの姪。写真は昨年の秋のもの。
ヤマニンバロネス (牝２ 父シニスターミニスター 母ヤマニンバステト)
馬主・土井肇氏
栗東・千田輝彦厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
神戸新聞杯(G2)２着・ヤマニンゼストの半妹。JRA６勝・ヤマニンウイスカー、ラジオNIKKEI賞(G3)２着・ヤマニンファラオらの姪。写真は昨秋のもの。
ヤマニンラリアンス (牝２ 父ゴールドシップ 母ヤマニンファビュル)
馬主・土井肇氏
美浦・村田一誠厩舎
浦河･廣田光夫氏 生産
セントライト記念(G2)２着・ヤマニンエルブ、神戸新聞杯(G2)２着・ヤマニンゼストらの従妹。JRA６勝・ヤマニンウイスカー、ラジオNIKKEI賞(G3)２着・ヤマニンファラオらの姪。
写真は昨秋のもの。
ヤマニンパッセ (牝２ 父ルヴァンスレーヴ 母ヤマニンラレーヌ)
馬主・土井肇氏
栗東・奥村豊厩舎
新冠・錦岡牧場 生産
サンデーサイレンスの４×３！ GI馬・ヤマニンシュクルの姪。
写真は昨秋のものです。比べてと大きくなっていますね！
一歩一歩、歩みを止めることなく……
昨年デビューの2021年生産３歳世代は、24頭中5頭が勝ち上がりました。一昨年は20頭中わずかに2頭と勝ちあがりに苦しんだことを思えば、大きな進展だったと言えます。
今年の2歳は15頭と規模は小さくなりますが、ご紹介したとおり、新たな取り組みが始まっている世代となります。
まさかの２頭しか新和育成場にいない、という驚きの現状でしたが、着実にステップアップしていると信じて、馬たちを競馬場で待つことにしましょう。
その証というわけではありませんが、セレクトセールで売却されたモジャーリオが早々にデビューして勝ち上がっているのは、勇気づけられますね。各所でヤマニン軍団の若駒たちが日々研鑽を積んでいるかと思うと、再会が楽しみになります。年末まで残り５カ月となりますが、何頭が勝ち上がってくれるのか……楽しみです！
(続く)
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