遅ればせながら、新春、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
比較的毎年元旦にあげている恒例記事なのですが、2年連続で議事録を自宅に置き忘れて帰省するという大失態を犯してしまいまして、のんびりと年末年始を過ごすこととなりました。正月競馬も出走馬がなく、本日も出走馬がいないということで、そろそろ限度だろうということで、本日UPさせていただきます。
というわけで、出遅れつつも、ヤマニン10大ニュース、今年も発表です! 昨年末、皆さまにご協力頂いたインターネット・アンケートを集計し、12/25、オンラインで開催されたヤマニン倶楽部・忘年会で選出されました、2021年ヤマニン10大ニュース、発表致します。
今回のアンケートは、4年連続でTwitterでお声掛けさせて頂きました。師走のお忙しいなか、変わらずサポートして下さり、参加頂いた皆さまに、心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます! トピックの中にはコアなヤマニン倶楽部メンバーでないと意味不明のものもあるかと思いますが、楽しんで頂ければ幸いです。
今回のアンケート結果を参考に、ヤマニン倶楽部・選考委員各位の話し合いにより、10大ニュースが選出されています。
それでは、みなさん全員の思いを乗せて、いよいよ発表です!
順位 | トピックス |
---|---|
第1位 | ありがとうヤマニンアンプリメ&繁殖入り! |
第2位 | アラバスタの孫娘・ヤマニンデンファレ3勝! |
第3位 | ヤマニンマヒアが特別競走2勝する活躍! |
第4位 | ダート界にも新星・ヤマニンビオローネ2勝! |
第5位 | ヤマニン軍団久々の1日2勝でファン歓喜! |
第6位 | 姉妹で1-2着! ヤマニン主戦交代? 江田照騎手 |
第7位 | ヤマニンサンパ初勝利! |
第8位 | ヤマニンプティパが2勝目飾る |
第9位 | 新型コロナウイルス禍続き、HPの写真に異変が…… |
第10位 | 中央再登録馬たちが注目を集める |
以下に、選出の詳細を記載いたします。
第1位 ありがとうヤマニンアンプリメ&繁殖入り!
2021年もっとも大きなニュースに選ばれたのは、『ありがとうヤマニンアンプリメ&繁殖入り!』でした。
2019年にJBCレディスクラシック(JpnI)を始め重賞3タイトルを獲得し、久々にヤマニン軍団に重賞タイトルをもたらしヤマニンアンプリメでしたが、2020年は鼻出血の影響もあったのか、なかなか結果に結びつけることができませんでした。JBCへの再戦も叶わず、年齢的にも厳しいだろうコトを思わずにはいられない年でした。2016年から続いた彼女の旅路も、終わりが近づいていることを感じずにはいられませんでした。そして年明け、戦線に復帰したヤマニンアンプリメは根岸ステークス(G3)に登録。残念ながら懸念された出遅れで6着と奮わず。
そして迎えた2021年2月21日(日)東京競馬場、ダートの頂点を決めるフェブラリーステークス(GI)には、この年GIタイトルを獲得し名前をあげることになる若武者・横山武史騎手を鞍上に参戦。紅一点の14人気ながら、見所のある10着と最後の最後までレースで懸命に走る姿を見せてくれたのでした。
2021年2月28日(金)、JRAよりヤマニンアンプリメの競走馬登録の抹消と繁殖入りが発表され、ヤマニンアンプリメはターフの上での戦いを終わらせました。2014年4月5日 浦河・廣田伉助氏の牧場で生産された父シニスターミニスター、母ヤマニンエリプスという血統。新冠・錦岡牧場新和育成場で馴致され、2016年に栗東・中村均厩舎に入厩。2019年 JBCレディスクラシッック(Jpn I)を含む 地方交流ダート重賞3勝、JRAと地方通算35戦9勝(9-4-4-18)の成績。獲得賞金は、JRAで1億2667万円、地方で1億731万円。今後は、新冠・錦岡牧場新和育成場で繁殖入りしました。
ヤマニンアンプリメは、数々の人馬の訃報に俯きがちだったヤマニン倶楽部の面々に、明るい希望の光を届けてくれました。
彼女は天才ランナーではなく、その証拠にオープン入りに手間取り、初タイトル獲得までも地方を転戦する努力家だったのですから。しかしその努力が報われ、2019年に3つのタイトルを獲得。その1つはダート女王と呼ぶに相応しいJBCレディスクラシックでした。
その後は鼻出血の影響もあり結果を出すことは難しかったですが、2020年にプロキオンステークス(G3)で3着と、交流重賞だけでなく、中央重賞でも通用することを示してくれました。最後に2021年の中央GIレースに参戦。素晴らしい走りを見せてくれました。
錦岡牧場で繁殖入りしたヤマニンアンプリメ。その産駒たちに中央タイトルの夢は引き継がれていきます。
第2位 アラバスタの孫娘・ヤマニンデンファレ3勝!
2位に選ばれたのは、『アラバスタの孫娘・ヤマニンデンファレ3勝!』でした。
2020年7月にデビューしたヤマニンデンファレ。競馬場にその姿を現しただけで嬉しかったのは間違いない。2020年の10大ニュースにデビューするだけで6位に選出される血の背景を持っているからです。旧くは新冠移転後の錦岡牧場の苦しい時期に、重賞タイトルをもたらしたヤマニンファルコン、ヤマニンアーデンを輩出。苫小牧に開場した同牧場の基礎繁殖の一頭・ニシキノに発するこの牝系は、OP馬ヤマニンリコール=重賞2勝・ヤマニンアラバスタ母仔へ。特にヤマニンアラバスタは人気馬として数多くのファンの支持を得ました。しかし、ヤマニンアドーレ1頭を残し早世。この細い1本の糸のような血は、前代社長の決断で紡がれ、その初仔となるヤマニンデンファレ。決して大きな期待ではなかったからこそ、デビューだけでニュースになる。チーム・アラバスタは、星野師の引退に伴い辻師に引き継がれ、主戦・江田照男騎手の手綱で2021年5月に東京競馬場で逃げ切りで初勝利をあげると、9月に中山で2勝目。そして12月には3勝目をあげ、ヤマニン軍団のなかでも最多勝を稼ぎ出しました。この3勝目も休養明けのもので、この新春にはオープンの壁に挑みます。
是非皆さんといっしょに、ニシキノ牝系のこれからをサポートしていきましょう!
第3位 ヤマニンマヒアが特別競走2勝する活躍!
3位に選ばれたのは、『ヤマニンマヒアが特別競走2勝する活躍!』でした。
ディープインパクト×ヤマニンカルフールの産駒で、栗東・松永幹夫厩舎所属としてデビュー前から注目を集めていたヤマニンマヒア。2018年6月、中京・デビュー戦で出遅れ、3着と苦い思いをしました。勝馬は後の国際GI馬アドマイヤマーズ(香港マイル、NHKマイルカップ、朝日杯フューチャリティステークスとGI3勝)。2着馬は重賞3勝馬ケイデンスコール(マイラーズカップ、京都金杯、新潟2歳ステークス)で、8頭中7頭が勝ち上がり、1頭はリステッド競走勝ちという出世レースでした。
2戦目、小倉の未勝利で勝ち上がったものの、長い長い善戦の日々が続きました。そして実に24戦ぶりとなる勝利となったのが4月、新潟・尖閣湾特別。続く5月・胎内川特別でも連勝を飾り、今期ヤマニン軍団が勝ち取った特別競走2タイトルをヤマニンマヒアが勝ち得たのでした。
その後も走り続け、現在ヤマニンマヒアは厚い壁となる3勝クラスに挑んでいる。10月の魚沼ステークスでは5着と掲示板を久々に確保し、長い戦歴でさらなる上積みを目指しています。引き続き応援していきましょう!
4位 ダート界にも新星・ヤマニンビオローネ2勝!
続いて4位は、『ダート界にも新星・ヤマニンビオローネ2勝!』です。
ヤマニンアンプリメの引退で、ダート路線での活躍馬失っただけでなく、2021年は勝ち星にもなかなか恵まれない新春を迎えていました。しかし、2020年11月に3着でデビューし、年末に2走続けて2着と奮戦していたヤマニンビオローネが戦線復帰。復帰初戦となるダートの3歳未勝利を勝利で飾ると、1勝クラスでも善戦を続け、再び休み明けとなる8月の3歳以上1勝クラスでも勝利を飾り、ダートで2勝と気を吐きました。2勝クラスでも掲示板を守ったヤマニンビオローネは、現在休養中。年明けの休養明けにどんな走りを見せてくれるのか、今から期待せずにはいられません! 今年もきっと素晴らしい走りを見せてくれるでしょう!
第5位 ヤマニン軍団久々の1日2勝でファン歓喜!
5位に選ばれたのは、『第5位 ヤマニン軍団久々の1日2勝でファン歓喜!』です。
記事やTwitterの投稿を見直してみると、2021年4月25日(日)は中央・地方あわせて15頭が大挙出走するという、いわゆる「ヤマニン祭り」でした。管理人なおやも相当うかれていた様子が窺い知れます( ̄∇ ̄) 阪神8R で4歳以上1勝クラスを3番人気ヤマニンプティパと柴山雄一騎手がハナ差制して勝利を飾ると、新潟最終レースで尖閣湾特別に出走したヤマニンマヒアと角田騎手がグングン末脚を伸ばす久々の勝利となり、同一日ヤマニン軍団2勝という本当の意味での「ヤマニン祭り」となりました。
このあと8月までコンスタントに勝ち星を挙げられるすばらしい烽火となりました。
第6位 姉妹で1-2着! ヤマニン主戦交代? 江田照騎手
6位に選ばれたのは、『姉妹で1-2着! ヤマニン主戦交代? 江田照騎手』です。
ヤマニンデンファレが歓喜の3勝目をあげた2021年12月18日(土)。午後の競馬開始を告げる中山5R 2歳新馬には、同じチームがデビュー戦を迎えていました。美浦・辻厩舎に所属するヤマニンパニータは、ヤマニンデンファレの妹。つもり、ヤマニンアドーレの2番仔であり、祖母ヤマニンアラバスタ、母ヤマニンアドーレ、姉ヤマニンデンファレと同じように、江田照男騎手が騎乗していました。8番人気ながら、勝馬を半馬身差まで追い詰める2着と好走しました。緩いペースでのレースではありましたが、同日に姉ヤマニンデンファレが3勝目をあげており、姉妹2勝のチャンスではあったと言えます。とはいえ、パーフェクト連対だったチーム・ヤマニンだったわけで、ここにきてヤマニン軍団の主戦は江田照男騎手? とあちこちで耳にするようになりましたね。春からの姉妹での活躍にも期待です。
第7位 ヤマニンサンパ初勝利!
7位に選ばれたのは、『ヤマニンサンパ初勝利!』です。
ディープインパクト産駒は、どの世代にあっても期待せずにはいられない。ヤマニンサンパは昨年のクラシック世代唯一のディープインパクト産駒というだけでなく、ヤマニンパピオネの産駒でもあり、昨年の期待馬にも名前をあげられていました。7月の4戦目に藤懸貴志騎手の手綱で初勝利を飾ることができました。藤懸騎手にとってはこれが、JRA通算100勝目となりました。何かと縁のある藤懸騎手。とてもメモリアルな勝利となりました。
勝利後休養を挟んだヤマニンサンパですが、1勝クラス突破に向けた1年になりそうです。
第8位 ヤマニンプティパが2勝目飾る
8位に選ばれたのは、『ヤマニンプティパが2勝目飾る』です。
昨年に続いて今年も勝利をものにしたヤマニンプティパ。昨年のローズステークス(G2)13着後休養に入っていましたが、1月に復帰。鞍上には初勝利時の柴山雄一騎手が戻っていました。見事に2勝目をあげ、ヤマニン軍団主戦の面目躍如といったところでしょうか。
第9位 新型コロナウイルス禍続き、HPの写真に異変が……
9位に選ばれたのは、『新型コロナウイルス禍続き、HPの写真に異変が……』です。
2020年から続く都心型コロナウイルス禍の一番大きな波が襲った1年間でした。現在は第6波が迫っている、ということですね。
そんなわけで、人流抑制もあり2021年も競馬場・牧場に応援・見学できない年となってしまいました。人のまばらなパドックや競馬場は、とてもとても不思議な気が致します。それだけでなく、ヤマニン倶楽部のホームページにも変化がありました。6月以降、2歳馬たちの登録情報が続々と伝えられる中、掲載される写真が遂に当歳時のものになりました。中には、「お母さんのお腹の中です」なんて書かれているものまで(;^_^A それはもう当該馬じゃないですよね~。というわけで、ヤマニン倶楽部の手持ちの画像がどんどん少なくなってきて、とても心細い感じになっています。
そんななか、Twitter等を通じてむヤマニンの馬たちの写真の使用を許諾頂いた皆さま、またなおやのわがままにも関わらず写真を送って下さった関係者の皆さま、本当にありがとうございました!
さて、競馬場も指定席でなくても抽選で入場が認められるようになってきましたが、第6波でどうなるでしょうか。ヤマニン倶楽部でも本部長が「もう競馬場に行く!」と大騒ぎしておりました。「ヤマニンファンの管理人は浦和おぢさんと呼ばれたい」でも触れされていましたが、浦和競馬場が抽選で競馬ファンをの入場させることになり、すぐさま登録したそうです……ただ、抽選は実施されなかったそうで、浦和競馬をネットみんな応援してあげてね!
とりあえず、本部長のTwitterにも注目して下さい^^
第10位 中央再登録馬たちが注目を集める
第10位は、「中央再登録馬たちがなにかと話題に」です。
JRAで活躍できずに地方へ転出する馬たちは多いですが、地方で結果を残した場合、中央再登録が認められています。あまり多いパターンではなかったのですが、ここ1年は何かと話題になりました。2020年に再登録されたラキウラは4月に再抹消されましたが、3月に岩手からヤマニンガラッシアが、10月に名古屋からベンガンが中央再登録されています。勝ち星には届いていませんが、これからの活躍に是非とも期待したいですね^^
以上、2021年のヤマニン倶楽部 10大ニュースでした!
今回も昨年に続きオンラインアンケートにたくさんの投票を頂き、全国のヤマニン倶楽部サポーターに感謝致します!
インターネットアンケートから
今年もインターネットアンケートをもとに10大ニュースを選定してまいりました。データとは少し差異がありますが、ご協力にとてもとても感謝しております。今回はメッセージも頂戴しておりますので、一部ご紹介させて頂きます。
「頑張れ」
匿名さん
ありがとうございます! 頑張ります!
「来年こそは競馬場に応援に行ってそして現地勝利をしましょう!」
おーたさん
本当ですね。第6波がどうなる、少し気がかりですが、はやく現地で馬たちを応援したいですね!
「競馬場でパドック観察出来ないのが寂しい。アンプリメを追いかけてあっちこっち出かけたことか懐かしい。」
ハチさん
本当ですね~。パドック、よく判っていなくても、見るだけで楽しい時間ですからね。
ヤマニンアンプリメは全国に私たちを連れて行ってくれましたものね。またそんな馬が出てくることを、いっしょにサポートしていきましょう!
「デンファレ、パニータ姉妹来年も超期待します!
ねこまっしぐらさん
スイープトウショウが今年亡くなっちゃったのでシュクルさんはゆっくり余生を送ってもらいたいですね」
そうですね、期待が大きいです! 6位にも選ばれた姉妹の活躍は、ヤマニンシュクル世代の活躍を見てきた世代にとっても、嬉しいニュースですよね。スイープトウショウと闘った日々が懐かしいです。
「来年もヤマニン軍団、がんばれー!」
匿名さん
いっしょに応援しましょー!
「Twitter楽しみに拝見しております。いつもニュースを発信してくださりありがとうございます♪」
Rinryさん
毎年ご参加頂き、ありがとうございます! Twitterも含めて、ヤマニン軍団をサポートできるよう活動していきますので、引き続き応援&サポートをよろしくお願いいたします!
「ヤマニンアンプリメという女の子が確かにダートを駆け抜けた。
少しだけ。
ヤマニン軍団と応援する我々が忘れかけていたかも知れない事。「気合」「気概」「気迫」
「競走馬」が忘れてはいけない「競争心」。紅一点だろうが、中央重賞だろうが、中央GIだろうが、「知った事か?勝つぞこの野郎!どけ前の男!邪魔だ!」とでも言わんばかりの気迫気合オーラの塊の走りで、我々にあの頃の熱い思いを掘り起こしてくれてた。
そして彼女は「競争馬」であり続け、「競争馬」のまま引退してくれた。
願わくば、その子供達にその心意気が遺憾なく満ち満ちて伝わらんことを。
ほんぶちょーさん
本部長からは、熱いコメントを頂戴しました。確かに、新型コロナ禍で私たち自身が挫けそうな毎日がありました。そんななか、懸命に走ってくれたヤマニンアンプリメを始めとしたヤマニン軍団のお馬たち。私たちも心意気を保って、ふたたびヤマニン軍団をサポートしていきましょう!
というわけで、みなさん、本当にメッセージありがとうございます。関係者の皆さんにも読んで頂けるように、ここに掲載させて頂きました。これからも一緒に、楽しく応援していきましょう!
みなさんのご意見も、是非聞かせてくださいね(^^)
新年企画「2021年の活躍馬たち・2022年の期待馬たち」も公開しております。是非ご覧下さいませ!
参考までに、インターネット・アンケートの集計結果は以下の通りです。
ご協力ありがとうございました。
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