ヤマニンサルバムとヤマニンサンパの競演、早くも実現!
2023年6月11日、東京競馬場では第40回 エプソムカップ(G3)が開催されます。昨年も参戦したこの舞台に、ヤマニン軍団から期待の2頭が参戦します。ヤマニンサルバムとヤマニンサンパです。
ヤマニンサルバムは年末年始連勝でオープン入りを果たすと、中京での良績で見逃してしまいがちですが、今回と同じ府中同条件の白富士S(OP)で3着とその能力が通用することを証明。その後、3月 金鯱賞(G2)を7着、前走・5月の新潟大賞典(G3)を7着と、順調に使われてきました。重賞戦線では数字的には苦戦しているようにも見られますが、それまでの安定感を忘れないでレースを見守りたいところです。何故ならば、重賞2走の敗戦には、それぞれ理由あるとも言えるからです。金鯱賞では折り合いを欠き(それまでもギリギリだったことは、レースを見ているとわかります)、前走は中村師「滑る馬場は合わない」ということで度外視して良い条件でした。週末にかけての天気予報は良くはないけれども、前走ほどの悪条件とはならないでしょう。引き続き期待を持って見守りたいところです。
やっと、ヤマニンサンパが帰ってきた……これがヤマニンサポーターの偽らざる本音ではないでしょうか。昨年のヤマニン軍団快進撃の先頭を走っていたヤマニンサンパ。2022年3月の飛鳥S(3勝クラス)で格上挑戦し、快勝! 胸踊りましたね。昨年のエプソムカップ(G3)で重賞初挑戦。ヤマニンサポーターとしても久々となる重賞の舞台で水色の勝負服が走り抜け、妹ヤマニンアンフィル、そして昨年の超話題馬となった弟ヤマニンウルスらが勝利を重ね、関越S以来休養しているヤマニンサンパへの期待は静かに、でもヤマニンサポーターの間で胎動していたように思います。陣営は昨年、骨りゅうを抱えながらエプソムカップと関越Sを好走したことから、骨りゅう治療のための休養を決断。しっかりと骨りゅうを癒すため、すでに実績のあった新ひだか・CRステーブルでの調整を選択。馬産地に戻すことは長期休養を意味しましたが、陣営がこの決断をしたからにはヤマニンサンパの素質を認めてのことでしょう。CRステーブルも自信を持って治療と調整に取り組み、この春すべてをクリアして無事栗東帰還。今回が復帰第1戦となります。英ダービーでディープインパクト産駒が優勝し、その地を冠したエプソムカップに同じディープインパクト産駒が府中を駈けます。今週の追い切りに、注目が集まるでしょう。
“馬にもチャンスが必要” とコンスタントにレースを使って結果を出してきたヤマニンサルバムとその陣営。
“立て直すことで更なる飛躍を” と長期休養を選択し復帰戦をむかえるヤマニンサンパとその陣営。
どちらが正しいのか、ではなく、どちらが「らしさ」を発揮できるのか? いつかは交わるはずだった航跡が、ここ府中で交わることに。どちらにも主役を演じる力が備わっているはず――
第40回 エプソムカップ(GⅢ) 3回東京新潟4日目 3歳以上 オープン(国際)(特指)別定 コース:東京1,800メートル(芝・左) 【登録頭数:18頭】(フルゲート:18頭) |
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インダストリア (58.0) エアファンディタ (57.0) エアロロノア (57.0) ガロアクリーク (58.0) カワキタレブリー (57.0) ココロノトウダイ (57.0) ジャスティンカフェ (57.0) ショウナンマグマ (57.0) トーラスジェミニ (57.0) ピースワンパラディ (57.0) フィアスプライド (55.0) マテンロウスカイ (57.0) ヤマニンサルバム (57.0) ヤマニンサンパ (57.0) ラストドラフト (57.0) ルージュエヴァイユ (55.0) レインフロムヘヴン (57.0) レクセランス (57.0) |
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