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【なおやの見学記2023】EXTRA ファン・サポーター編

なおやの牧場見学記2023・ファン・サポーター編

牧場見学の現在地をレポート。ファン・サポーターとしてのメッセージです!


今回は、『なおやの牧場見学記2023』番外編をお届け致します。
ヤマニンサポーターの皆さんのなかにはTwitterでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、あらためて以下のツイートについて、詳しくお伝えしたいと思います。是非最後までご覧下さい!

目次

牧場見学ガイド

牧場見学には、お約束事があります
競走馬のふるさと案内所』に詳しく掲載されていて、特に『牧場見学ガイド』が詳しいです。
興味のある方、これから計画される方は、是非これらを読んでください!

競走馬のふるさと案内所
https://uma-furusato.com/
牧場見学ガイド
https://uma-furusato.com/guide/
競走馬のふるさと案内所・トップページ競走馬のふるさと案内所・牧場見学マップ

お話を聞かせて下さい

爽快に晴れ渡った青空の下、数々の名馬を鍛えてきたトラックコースの脇で若駒たちのトレーニングを撮影している自分。この調教台(コース脇の調教を観るための建物)に初めて訪れたのは約20年前のことで、馬と騎乗スタッフの息づかいを感じられる特別な場所です。先代社長が私たちを招き入れて下さり、この席で熱心にヤマニン軍団のお話を聞かせて下さった20年間のできごとが、本当にあったことだと改めて感じたりしました。4年ぶりとは、きっとそういうことなのだと思います。

錦岡牧場新和育成場・調教台

とはいえ感傷にひたることができるのはとても贅沢なことで、牧場のスタッフのみなさんはテキパキと仕事をこなしながら、一頭一頭の馬たちの情報を交換し、方針を決めていきます。そのなかには現社長さんもいらっしゃり、新しいヤマニン軍団がここに育っていることを感じずにはいられませんでした。

調教へ向かう若駒2騎
調教へ向かう若駒2騎

「事務所でお茶にしますか」

20年前から変わらずファンである私たちは、調教の合間も立ったままであれやこれや、ヤマニン軍団とこの4年間のことを始め、たくさんのお話や質問をしていました。立ち話で1時間弱、調教も一段落したときにお声がけ頂き、牧場の事務所でさらにお話させて頂くことに。これも実はいつものことで、先代社長には「なおやは馬の話しかしないなぁ」と言われたことも。いやいや、年に数度も来られないのですから、ヤマニンの馬のことで頭がいっぱいなのです! と何度抗弁したことでしょうか。
現社長さんになってからもお世話になりっぱなしの私たちですが、

錦岡牧場で撮影準備する管理人

「さあ、なおやさん。なんでも質問して下さい」

と言われたときは、既視感でクラクラしてしまいました。ヤマニン軍団のこういうところ、本当に大好きだし、サポーターの皆さんとシェアしたいところなんです。
とはいえ、私たちは聞かなければならないことがありました。
5/2 苫小牧~泊津編』で書かせて頂いた「なおやさん、牧場見学記を掲載するのは、少し待って頂けませんか?」とのご連絡についてです。

「まず、牧場見学記のお話を聞かせて下さい」

そして私たちは、とても残念なことを聞くことになってしまったのです。
でも、それは決してマイナスの意図ではなく、『ファンのみなさんが一番損をしてしまう』ことへの錦岡牧場さんの懸念だったのです。

ヤマニンファンを信じているから

最近、Twitter界隈でもよく話題になっていましたし、ゴールデンウィーク明けには観光牧場であり乗馬施設でもある浦河町・うらかわ優駿ビレッジAERUさんでも話題になっていました(ちなみになおやは、AERU大好き^^ ロゴのキーホルダーを壊れるまで使ってました)。牧場見学のマナーの問題。錦岡牧場でも問題になっていたのです。最初にお話を伺ったとき、正直耳を疑いました。ヤマニンでも? と。

2022年秋、新型コロナ禍も収束に向かいつつあることもあり、競馬界でも徐々に制限が緩和されていきました。牧場見学についても緩和される傾向にあり、錦岡牧場さんも『競走馬のふるさと案内所』を通じて一般見学を再開したそうです。周囲からは心配の声も聞こえていたそうですが、「ヤマニンファンは昔からマナーが良いから」と再開に踏み切ったそうです。

錦岡牧場 新和育成場 入口

ヤマニン軍団は、シンプルな形ではないですが、ほぼほぼオーナーブリーダーと言えるしくみです。自ら生産したサラブレッドを育成し、競馬場で走らせています。馬を売買しないため、1頭1頭の馬たちと長い目で向き合うことができるという特徴があります。一方で、究極自分たちのために馬を走らせているので、外部との接点は必然的に少なく、関わっている人たちが少ないのも特徴と言えます。乱暴に言ってしまうと、ファン目線がなくても当然の形態なのです。ただ、だからこそなのか(そしてヤマニン倶楽部がこんなこと言っちゃダメかも知れませんが)、ファンにとても寛容なオーナーブリーダーなように思えます。先代社長が、「ヤマニンファンはマニアだ」と仰っていました。私はお会いしたことはありませんが、『ゼファー魂』の応援幕を張り出されていた方、ミスターシービーが大好きでヤマニングローバルを追いかけてきたというファンの方、その他にもいろんな想いのあるファンの方々とお話しされてきたと語られる先代社長やたくさんの牧場スタッフのみなさんのあたたかな笑顔が思い出されます。本当に好きな人だけがやってくる、そういう一面があるのかもしれません。そんな方々とのあたたかな交流の積み重ねが、ファンのことをとても大事にしてくださり、ファンである私たちを信じて下さっている根底にあるのかもしれません。だったのですが……

その日、牧場のスタッフは見てしまいました。見学者の方が馬に持ち込んだ食べ物を与えているところを……
ある日、牧場のスタッフは見てしまいました。見学者の方が馬に不用意に触れているところを……

一般見学が再開され、ファンも喜んでくれるだろうという決断だったにも関わらず、あまりにもあっけなく、裏切られてしまったのです。 ヤマニンファンに限って……。

ファンが一番悲しい想いをする

その出来事があったため、『競走馬のふるさと案内所』を通じて一般見学の中止が案内されました。2022年年末のことです。
このお話を伺って、とても悲しい気持ちになりました。
これまでの関係者の皆さまと、多くのファンの間で積み上げてきたものが、いとも簡単に……とてもとても残念な気持ちに変わっていきました。
なおやさんがもし引き受けて下さるならで良いので、と言葉を継いで、こう話して下さいました。

「こうなって一番悲しい想いをするのは、応援して下さるファンの方々だと思うのです」

応援していた馬たちにも、寿命があります。もし会える機会が私たちの知らないところで奪われているとしたら……。実はマナーを守れるファンが、一番の被害者なのかも知れないのです。
とても残念なことではあるのだけど、まず事実をしっかりと伝えること。そしてより良い未来を目指していかないと、みんなが笑顔になる未来は来ない……。もし良かったら、そのことをヤマニンファンには伝えて欲しい、と。
そして、ファンのことを今も信じようとして下さっていることも。

ヤマニンシュクル
繁殖を引退し見学することも可能だったGI馬ヤマニンシュクルですが……

あたりまえを広げて欲しい!

ここからは、ヤマニン倶楽部・管理人 なおやの想いです。
うん、「あたりまえ」を広げていこう!

牧場見学のマナーは、『競走馬のふるさと案内所』の『牧場見学ガイド』に詳しく掲載されています。

このサイトに目を通し、守るだけでOKです。

理由? そのサイトじゃないとダメなの? 理解できない? そもそも守らないヤツは読まない?

いいから、「あたりまえ」なんだから、まず読もう!
「あたりまえ」だよ。疑問の余地ないよ。
ファンとして、あたりまえをあたりまえに広げていこう!

私はJリーグも好きでよく応援に行くのですが、あるJクラブのコールリーダー(応援を統率するサポーターのこと)の言葉が大好きです。
チームの負けが込んでくると、チームへの誹謗中傷やブーイング、ちょっとしたいざこざが増え、応援しているサポーターたちの雰囲気も悪くなりがち。サポーター同士でも応援の仕方で衝突してしまうという……。とても熱心な応援で有名なそのチームのコールリーダーは、こう言ったそうです。

「チームを後押しするために、手拍子とチャント(応援歌)でかき消そう!」

早速参加してくれたヤマニンサポーターの皆さんに感謝!

牧場の方たちとお話しした翌日、現状をお伝えるためのツイートとして発信したのが冒頭のツイートになります。
思いの外たくさんの方にご覧頂くことになり、とてもとても感謝しています。さすがヤマニンサポーター、わかってる! と小躍りしてしまいました。
ウマ娘」がヒットしていることで競馬ファンが劇的に増えました。なぜか牧場見学のマナーと結びつけて「新しく参入してきた人は……」と語る言説もいくつか拝見もしました。が、これも是非記させて下さい。「ウマ娘」でヤマニンゼファー役を演じて下さった今泉りおなさん(@Imaizumiriona)は、以前ヤマニン軍団をこれからも応援して下さると仰って頂き、それだけでもとても喜ばしいことなのですが、今回もすぐにリツイートで応えて下さり、ヤマニン軍団の想いを伝えて下さいました。また彼女のファンの皆さまのポジティブなコメントも拝見させて頂き、勇気づけられました。新規参入とか、「応援」に関係ないです!

ヤマニンゼファー

『好きなもののためにマナー守るのなんて、あたりまえですよね!』

どんなきっかけでも良いんです。
ただ、ヤマニンサポーターの皆さんと、この想いはシェアしたいと思います。

ここまでの長文、お読みいただき本当にありがとうございます。これからもあたりまえでいきましょう!

競走馬のふるさと案内所からも、以下のリリースが出ています。
 【重要】牧場見学における見学マナー厳守のお願い

(終わり)

【参考】ヤマニンサポーターの皆さまへ

以下は、参考までにTwitterでのメッセージ全文です。ご覧いただいたり、拡散に協力いただきましたヤマニンサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。関係者の皆さまからも、これが前向きに雰囲気を変えてくれたらと、ヤマニンサポーターであるみなさんに感謝のお言葉を頂戴しました^^

なおや

◆◆ヤマニンサポーターの皆さまへ◆◆
新型コロナ禍の影響を受けて、長らく訪問できずにいた錦岡牧場さん。今年、特別に許可をいただくことができ、現在日高に滞在中です。関係者の皆さま、本当にありがとうございます! できましたら最後まで目を通して頂けると嬉しいです。
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654030922763882496?s=20

なおや

4年ぶりとなる今回、さまざまな方とお話させていただきました。そんななかで、現在も一般見学を中止にせざるを得ない現状についての話題が……。「ヤマニンファン」だからこそと今まで信じていたけれど、守られなかったマナー……。私もお話を伺い悲しくなりました。
(続く)
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654031206298812416?s=20

なおや

それでも「ヤマニンを応援してくれるファンの方がいるのであれば、ヤマニン倶楽部の取材はいつも通りで」と4年ぶりの訪問を受け入れていただきました。
(続く)
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654031694838763520?s=20

なおや

詳しくは後日改めてHPにも記載させていただきますが、方々で問題になっている牧場見学問題、ヤマニンサポーターの皆さんには是非真摯に向きあって頂き、ファンにとって誰しもが関係している課題であること、知っていただけると嬉しいですし、お伝えしていきたいと思います。
(続く)
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654031889236377600?s=20

なおや

現在、錦岡牧場さんは一般見学が中止となっております。この件については、改めて状況をHPにてレポートさせていただきます。また、特別にご許可いただきましたので、今年はひさびさに私たちのヤマニンの現在の姿を、お届けしていきたいと思います。 これからもいっしょに、ヤマニンを応援してください!
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654032062809264129?s=20

なおや

※長文、最後まで読んでくださったヤマニンサポーターの同志のみなさんに感謝!
https://twitter.com/YamaninClub/status/1654032212436860928?s=20

なおやの牧場見学記2023・ファン・サポーター編

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