人気投票95票のヤマニンサンパ――『大切なのは“言う”のではなくて“やる”ことだ。』
2024年6月23日、京都競馬場では第65回 宝塚記念(GⅠ)が開催されます。この舞台に、前走・鳴尾記念(G3)で鋭い末脚を発揮して4着と好走したヤマニンサンパが登録。人気投票ではわずか95票だったものの、ここからの下克上を試みます。
GI馬だけでも、昨年のグランプリホースでGI3勝馬・ドウドゥース、春の天皇賞馬・ジャスティンパレス、皐月賞馬・ソールオリエンス、大阪杯馬・ペラジオオペラ、と4頭の登録があるこのレース。しかしながら、陣営は多くを語らず――。
そこで思い出したのが、かつてサッカー日本代表監督を務めたアルベルト・ザッケローニの言葉です。
『大切なのは“言う”のではなくて“やる”ことだ。』
日本に対して親近感を抱いていたと言われる監督は、コラムの中で、日本人選手の「言わぬが花」の精神に心惹かれたと語っています。粛々と自身をレベルアップさせていく姿は日本特有のものであり、その特性を活かすことができれば世界を驚かせることもできる、と私たちを鼓舞しています。
ヤマニンサンパとその陣営の粛々とした「決断」は、95票の仲間たちとともに「やるんだ」という決意の表れ。
挑戦の成果を見届けましょう!
ヤマニンサンパ、2018年生まれの6歳牡馬。JRA4勝ヤマニンパピオネの4番仔。
2021年6月と遅いデビューながら、同年7月、4走目の未勝利戦で勝ち上がると、2022年2月に阪神・4歳以上1勝クラスを快勝。余勢を駆って翌月 飛鳥S(3勝クラス)に格上挑戦し、連勝! 6月のエプソムカップ(G3)で重賞初挑戦。重賞の舞台で水色の勝負服が久々に走り抜け、妹ヤマニンアンフィル、そして超話題馬として今年1月にオープン入りを果たした半弟ヤマニンウルスらとともに、話題を提供してくれました。2022年7月の関越S以降骨りゅう治療のため長期に戦線離脱したものの翌2023年6月のエプソムカップ(G3)で復帰。翌7月の関越S(OP)で5着と掲示板を確保すると、9月にケフェウスS(OP)、10月にカシオペアS(OP)、11月にアンドロメダS(OP)と秋・中距離のオープンレースを3走連続3着と実力を示していました。
明けて2024年は1月の日経新春杯(G2)から始動予定でしたが一頓挫あり休養していましたが、万全の体制で鳴尾記念(G3)で復帰し、後方から上がり2位の33.8秒の末脚で4着に入る好走を見せていました。
第65回 宝塚記念(GⅠ) 4回京都8日目 3歳以上 オープン (国際)(特指)定量 コース:京都2,200メートル(芝・右 外) 【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭) |
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カラテ (58.0) ジャスティンパレス (58.0) シュトルーヴェ (58.0) ソールオリエンス (58.0) ディープボンド (58.0) ドウデュース (58.0) ヒートオンビート (58.0) プラダリア (58.0) ブローザホーン (58.0) ベラジオオペラ (58.0) ヤマニンサンパ (58.0) ルージュエヴァイユ (56.0) ローシャムパーク (58.0) |
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