12年2ヶ月ぶり栄冠をもたらしたヤマニン軍団復活の象徴――諦めない!
2026年2月18日、JRA、東京スポーツ、スポーツ報知、サンスポ、中日スポーツ、競馬のおはなしなどによると、前走・東京新聞杯(G3)で1年4ヶ月ぶりに復帰したもののレース後、右前浅屈腱炎を発症していたことを報じられていたヤマニンサルバム(牡7 栗東・中村直也厩舎)が、2月18日付で競走馬登録を抹消したことが報じられました。同馬は、2023年12月 中日新聞杯(G3)で重賞初勝利を飾り、ヤマニン軍団に12年2ヶ月ぶりの重賞タイトルをもたらしました。また、翌年5月には新潟大賞典(G3)で重賞2勝目を飾るなど、24戦7勝(7-4-4-9)の成績をおさめていました。獲得賞金2億591万円。
今後はキャリアを継続するため、地方競馬へ移籍予定(移籍先は未定)です。
以下にヤマニンサルバムの歩みを記載致しますが、いかにもヤマニン軍団らしい数々のレースを走り、力を付けながらクラスをあげていく姿は「決して諦めない」ヤマニン軍団そのものでした。2024年10月 毎日王冠(G2)に表した姿は、いよいよ大一番であるGI・天皇賞(秋)を射程圏に捉えていたのですが――残念な結果となってしまいました。
とはいえ、毎日王冠後の1年4ヶ月間の復帰劇と、そして今回の現役続行の陣営の決断は、挫けず前進するヤマニン軍団なのだと思わずにはいられません。

ヤマニンサルバムは、新冠・錦岡牧場で生産された父イスラボニータ・母ヤマニンエマイユの7歳牡馬。2022年1月に小倉・3歳新馬でデビュー戦を2着すると、2着-4着-3着と好走を続け、5走目となる5月中京の未勝利戦で勝ち上がり、6月の自己条件戦で連勝を飾った。クラスがあがったその後も、2着-3着-2着-3着と好走を続け、2022年末、中京・名古屋日刊スポーツ杯(2勝クラス)を快勝。続く2023年初戦、中京・寿ステークス(3勝クラス)で連勝を飾りオープン入り。1月28日 東京・白富士ステークス(OP)で3連勝に挑んだものの、レース展開に苦しみ3着。放牧を挟んで勇躍 金鯱賞(G2)に挑んだものの、7着と初めて掲示板を外してしまいました。その後も5月の新潟大賞典(G3)を7着、6月のエプソムカップ(G3)を6着、7月の函館記念(G3)を11着、8月の札幌記念(G2)を10着と順調に使われたものの天候には恵まれず、馬場に苦しむレースが続きました。久々に得意・左回りの東京・オクトーバーS(OP)逃げを打ち快勝すると、12月 中京・中日新聞杯(G3)で先行抜け出しの強いレースで初重賞制覇を果たしました。明けて2024年は得意コースであることからも再度・金鯱賞(G2)に出走するも、リズムを崩し10着と厳しいスタートとなってしまいましたが、次走・新潟大賞典(G3)で見事な重賞2勝目! いよいよ秋の中距離路線へ向かうため夏を初めての休養に充て、10月 毎日王冠(G2)で復帰すると、進路が塞がれる不運もあり4着に敗れていました。10月11日にnetkeibaで放牧が報じられた後、特に報道はなく、心配されていました。2026年1月26日のJRAのHPで帰厩していたことが確認され、2月10日 東京新聞杯(G3)16着で復帰。残念ながらレース後、右前浅屈腱炎を発症。今後9ヵ月以上の休養を要する見込みであることが発表されていました。

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